パッシブデザイン

パッシブデザインとは
住宅のパッシブ設計とは、住宅そのものの形状で省エネ性能を高めるプランニングのことを指します。例えばエアコンなど機械の力を使用するのが「アクティブデザイン」、それに対し、冬に日光を取り入れて暖かくしたり、風が抜けるように窓を配置したりするのが「パッシブデザイン」です。

昼光利用

日射取得

日射遮蔽

通風
「お日様」は省エネ住宅の立役者
太陽は空から降り注ぐ無料の照明であり、無料の暖房です。有効に活用することで、家庭で使用する電気代を大幅に削減することができます。
光を家の奥まで届けるための間取りや内装材の工夫、冬は南の窓からたくさんの日射を取り入れて部屋を温め、冬は適切に影をつくって日射が家を熱するのを防ぐ、そういった工夫を重ねることで、水野建築は省エネで家計にも地球にも優しい住まいを実現しています。

水野建築のパッシブデザイン 01
日光の明るさを家の奥まで取り入れる




掃き出し窓1枚の電気ストーブ1台分に相当
住宅の外周部分で、屋内外の熱の出入りが一番多いのが窓です。
床から天井近くまである大きな窓のことを「吐き出し窓」と呼びますが、南面の掃き出し窓は、電気ストーブをくっつけているのと同じぐらいの熱量が外から入ってきます。

水野建築のパッシブデザイン 02
冬は南面の窓からたくさんの日射を取り入れる


水野建築のパッシブデザイン 03
夏は日射を適切に遮断する




南以外の窓からお日様の暖かさは入らない
断熱材が入っている壁部分に比べ、窓はどうしても断熱性能が低くなってしまいます。実際に、屋内外の熱の出入りのうち、夏は73%、冬は58%という割合になっています。
つまり、熱の部分だけを考えると窓は小さければ小さいほど良いという話になります。
先述のとおり南の窓は冬に日射を取得できるのである程度大きいほうが良いですが、東西北面の窓は、明るさのバランスをとりながら最小限の大きさに留めるのが省エネ対策になります。

水野建築のパッシブデザイン 04
南以外の窓は大きくしない


建物の形状で省エネ性能が変わる
内装や設備だけでなく、家の形状そのもの省エネ性能に大きく影響します。太陽熱をたくさん取得できる形、熱の損失を少なくする形、明かりをたくさん取り入れられる形。
水野建築では、緻密に計算し工夫することで同じ大きさの家でもできるかぎり省エネ性の高い仕様にプランニングしています。
水野建築のパッシブデザイン 05
建物形状を工夫することで省エネ性を図る




住宅の断熱性能や気密性能を上げることもパッシブデザインの一部ですが、高気密高断熱に関してはこちらのページで紹介していますのでご覧ください。
























