今日は、先日紹介したアメリカで日本人として初めて野球の審判になった
「 平林 岳 」
さんの講演を聴いてきました。
さて、平林さんとはどんな人でしょうか?
昨年末にNHKで特別番組が放送されたのでご存知の方もいるかも知れませんが、
あらためてご紹介させていただきます。
平林さんが、審判になりたいと思い始めたのは、中学2年頃。
そして、いざ審判になろうとしたら、目が悪くて日本のプロ野球では不適格、となってしまったのです。
でも、ココからが凄い。
日本では出来なかった審判、それではアメリカでやろう!、と思いついて、渡米!!!
アメリカに有る、野球審判の学校に入学。
英語なんか出来なくて、話している事はほとんど解らなかったそうです。
でも、良かった事は日本の野球ルールブックとアメリカの野球ルールブックはまったく同じ。
日本のを見ても理解出来るそうなのです。
そして、本当にアメリカの審判になったのです。
下の写真は、アメリカの野球のシステムを説明する平林さん。

でも、英語も出来ない平林さんがなぜ、審判になれたのか、自分も不思議で聞いたそうです。
その答えは、
「これから、日本人も来るかもしれない、」
と言うような事だったらしいです。
まだ、野茂もアメリカに行っていない時代です。
そして、平林さんは、
Rookey → 1A → 2A 
と、アメリカの野球のクラスを徐々に上がって行きました。
そして、「3A」という、メージャーリーグのもう一歩と言う所まできたのです。
でも、一つだけ問題が生じました。
資金が無くなってしまってしまったのです。
もう一歩、で、夢のメジャーリーグで審判が出来る。
この事は、NHKの番組になり、報知新聞に取り上げられ、yahooのニュースになり、
一躍時の人となりました。
そして、色々な寄付の申し出が合ったようです。
でも、みんな断ってしまいました。
その理由は、寄付をいただいてもお返しが出来ないから。
ほんとうに、誠実な人なんですね。
そこで、それでもなんとか役に立てないか、と言う事になり、
講演会をお願いしようと言う事になったのです。
何しろ、日本を飛び出しアメリカで新しい道を切り開いた人です。
色々な世界を見ています。
その話は、とても役に立つ、そして面白いものでした。
下の写真を見て下さい。
IMG_2270.jpg
この、腰の低さが平田さんです。
私が最後にしたお願い、
「プロの審判の声を、聞かせて下さい。」
という要望にも、照れながら答えてくれる。(下の写真です)
IMG_2271.jpg
シャイだけど、誠実、そんな印象です。
以前、平田さんのような人に会った(遠目に見ただけですが)事が有る事を思い出しました。
それは、F1の中島悟さんです。
中島さんも、日本人初のF1という新しい道を切り開いた人です。
とても苦労されていると思いますが、それをまったく感じさせなく、
終止にこやかで優しさを感じさせる、そんな人でした。
これからも、平林さんを応援したいと思います。
平林さん ブログ http://old-rookie.aspota.jp/
アスポタ アスリートプロフィール http://aspota.jp/portal/athlete_profile.php?id=8

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