下の写真をみて、どう思われますか?
ただの工事現場じゃないか、ハイそうですね。
木造住宅の工事現場です。
でも、そこに見えるバッテン、分かりますか?
沢山のバッテンがありますね。
これが筋交と言って家を強くしています。
それにしても、ここに写っている壁全部にバッテンが入っています。
本当はそんなに必要ないのではないの?
と思いますよね。
はい、その通りです。
建築基準法上では全くこんなに入れなくていいんです。
検査も、スパッと通せます。

では、何故こんなに沢山の筋交を入れたのでしょうか?
それは、このお家には大きな吹き抜けがあるからなのです。
吹き抜けがあるとどうしても家が歪みやすくなります。
それを少しでも抑えるように過剰なほど入れました。
バッテンの奥にあるのが断熱材、ネオマフォームです。
柱の外にあるので熱が逃げにくいんですね。
それに、これだけ複雑に構造が出来ていても、断熱材がキレイに貼れるんです。
外断熱は、そんな所も良いんですね。
ちなみに、2階の床下が外に出てしまう場所は、下の写真のように断熱材を貼ります。
DSC_7138.jpg
黒いテープと発泡ウレタンでしっかりと隙間を埋めているのが分かります。
こういう細かいところの工事が、住み始めてからの快適さ、安心につながるんですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です