先日、ある施設に行った時に、「きくい虫」の跡を見つけました。
きくい虫とは、文字の通り木を食べてしまう虫です。
1mmくらいの小さな虫で、少しづつ食べていきます。
白蟻との違いは、白蟻は木の中を食べ回るのに対し、
きくい虫は外に出てくるので、食べた木に小さな穴が空きます。
ですから、比較的見つけやすいです。
このきくい虫、最近増えているそうなのです。
それも、シックハウスが問題になり、材料に「☆☆☆☆」のような、
安全な商品が増えてから目立つようになったとか。
今回見つけた場所は、ウッドデッキのように使用していた所でした。
念のため、その施設で働いている方に話すと、前日に建物の点検が入ったばかりとのこと。
被害は、決して小さくは無かったのですが、気にしなかったようですね。
その建物の特徴は、窓や壁まで木で出来ていいること。
とても雰囲気の良い建物です。
今はキレイですが、ほっておくと中まで入って、取り返しがつかなくなるかも知れません。
この虫、周りに林や竹やぶが有ると出やすいという事は知っていたのですが、
今回の施設のすぐ隣にも、林と竹やぶが有りました。
工事中に飛んでくる虫に、対抗策を取ることは非常に難しいです。
ですので、当社では防虫合板を使用する事を検討しています。