以前に、私は大工に仕事を急がせないと書きました。
でも、家の引き渡しを急がなくてはいけない場合も有ります。
例えば、住宅ローン減税を使用したいとか、学校や会社の関係等。
住宅ローン減税でも、最終的に数百万円の控除がでるとなればお客様の目の色も変わります。
私としても、もちろんそれを利用させてあげたい。
そのような場合、どうすれば家を早く造る事が出来るのか?
工事工程を調整する等も有りますが、一番は大工の人数を多くする事が一般的です。
でも、大工を多く入れる事はとても難しいのです。
大工はプライドを持っている人が多いので、それぞれの腕を自慢し合って喧嘩になったり、問題が出てくると責任を押し付け合ったり。
そこで、当社のでは家族でやっている大工に家を造ってもらっています。
その場合、2~4人程で1つのチームとなります。
その中の棟梁がリーダーになります。大工の最高責任者です。
家族でやっているので、工事の内容も安定し、責任もはっきりします。
問題が起きればその棟梁が責任を負うので、間違いが無いように一生懸命仕事を行うようにもなります。
どんなに良い大工も環境によって悪くもなってしまいます。
このような所にも、住宅の品質を保つための工夫が有ります。