家づくりの仕事をしていると、CADは大切なツールです。
ですので、図面を書くのには「アーキトレンド」という建築専用のCADを使っています。
なかなか慣れると使いやすいのですが、欠点が有ります。
それは、「高価」と言う事。
ベーシックな組み合わせでも、数十万、
ちなみに会社で使っているセットは定価で200万円を越えています。
ちょこっとの図面を書くために、そんな高価なCADを購入するわけにもいかず
、幾つかのソフトを試しました。
ちなみに、私がいつも使っているPCはMac。
MacではCADがあまりなく、有っても「ベクターワークス」という有名どころが有り、
ほとんどのデザイナーはこちらを使っているようです。
価格は1本40万円程。
Macで動くフリーソフトも有ります。
「DraftSight」がそうなのですが、
ナゼかアプリケーションのフォルダに入れると動かない。
安定しないソフトは、仕事には使えませんね。
そこで、Mac用に有る安いソフトを購入してみました。
ネットで19,800円
まあ、仕事に使うCADだから仕方が無いかな、
名前は「Drafting CAD Pro」
DCAD.jpg
シンプルで、良いかな、と思いチュートリアルとやってみました。
なかなか良い感じ、と思ったのですが致命的な事が判明しました。
それは、精度が悪いと言う事。
建築の図面では、数十mの単位から、
小数点5桁くらいまでの精度が取れないと使えないのです。
理由は、尺間の単位を利用するため。
数字で書くと「10000.00000」の位の桁数です。
結構多いですね。
ところが、このCADは条件により精度が変わり、
10mm単位でしか書けない事も有ったのです。
これでは書けない事は無いですが、別な所でストレスが溜まってしまいます。
仕方なく、以前購入していたWinの上で動く
「AR CAD」の本を引っ張りだしてきました。
基本的に無料のCADなんですが、操作していない時に下の部分に広告が流れます。
AR.jpg
このCADは、なかなか使いやすいです。
ピックも分かりやすいし、変な機能が付いていなくてシンプル。
一般的に使うには十分、と思います。
さて、「AR CAD」を使って図面を書く事にするか、と思いつつ本屋さんに行った所、
やはりメジャーなCADはこちらでした。
「JW CAD」
こちらもWinの上で動きます。
本屋さんの棚1段分をこの本で埋めているのです。
「AR CAD」の本は、残念ながら無し。
やはり、JWか、、、、と思いつつJWの本を3冊程購入。
実は、JWって好きでは有りません。
マニアックに使う人に取っては良いのかもしれませんが、機能が有りすぎて、
色々な操作が出来すぎて、指が吊りそうになり、腕も疲れます。
JW.jpg
そんなに、考え込んでつくらなくても良いのに、と言うのが正直な意見です。
Macのアプリは、機能は少なくてもほとんどの事が出来るんですね。
Win系のソフトは、色々な機能をトコトン付ける、
そんな差を感じました。
でも、これだけ圧倒的に普及していると言う事は、
覚えておくのも良いいかも、と思い直し最終的には
「JW CAD」で図面を書く事にしました。
ところで、私は何の図面を書こうとしているのでしょうか?
それは、新しい事務所の「矩計図」(かなばかりず)です。
簡単に言うと、断面図です。
それにしても、図面書くのって楽しいですね。
それが、新しい形になるんですから!

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