家づくりをしていると、国から色々な補助金がもらえる事が有ります。
代表的なのは、エコポイント。
住宅だけでは無く、家電等でも利用された方は多いのではないでしょうか？
住宅のエコポイントは、東日本大震災への支援にも当たり、とても良かったと思います。
しかし、最近の物で、使いにくいのが有るのも事実です。
それが、「木材ポイント」。
目的は、
「地域の適切な利用を確保する。それにより、森林の保全と地球温暖化に貢献、、、」
だそうです。
地域の木材を使った時に、３０万円分のポイントが付きます。
使い方は、エコポイントと、同じようです。
ですが、このポイント、ほとんど使われていません。
下は、新聞記事です。

掲載：朝日新聞　2013年9月17日
栃木県内では、７月８月で５件。
もう少し使われるかな、と思っていました。
実は、私も、お客様に勧めていません。
理由は簡単です。
費用がかかってしまうからです。
目的を読むと明快です。
再度、掲載します。
「地域の適切な利用を確保する。それにより、森林の保全と地球温暖化に貢献、、、」
です。
この目的は、売り手の側の言い分であり、買い手側（建て主）のメリットが有りません。
ただ、お金を出すよ、と言う事になってしまいます。
新聞に紹介されている方も、３０００万のお家を建てているそうです。
そんなに費用を掛けられる方なんてそうそういませんし、
そんな人に補助金を出す必要が有るのかな？
と思ってしまいます。
この人は、補助金が出なくても、その材料を使って建てているでしょう。
昨日、ある業者さんと話しをしました。
「その業者さんは、もっと良いものを使ってお勧めすれば、売上を上げられますよ！」
と、いつもと違った製品を勧めてきました。
確かにそうかもしれません。
しかし、それって、本当にお施主様が必要とする物なのか？疑問に思ったのです。
今使っている物でも、満足いただいている、
単純に、会社の売上を延ばすために、必要以上の高価な物を使う必要は有るのか？
と疑問に思いました。
家づくりでは、あなたの大切なお金を使わせていただいています。
１円たりとも、無駄にはしたくありません。
そう考えれば、単純にあれを使え、これを使え、そんな事は言えなくなります。
お勧めする製品を選ぶにも、しっかりとした考えを持ってお勧めしています。
なぜ、この商品を勧めているのか？使っているのか？
聞いて下さい。
無駄に、あなたに負担をかけるために選んでいる商品は無い事が理解出来るはずです。