矢板市と鹿沼市の竜巻、大きな被害が出ました。
どのような被害が出るのか?
竜巻の強さ、等を見るために現場に行ってきました。
まずは、この写真。
矢板市の住宅地です。
この辺りの数軒のお家が被害を受けていました。
基本的には、屋根を飛ばされたようです。
手前は、田んぼです。
この写真は、学校の隣に有る建物。
校庭側の屋根が被害を受けていました。
最後に、こちらは鹿沼市の工場です。
隣には、畑が有ります。
感想から言いますと、被害は思った程広くは無いなと思いました。
実際に、現場を探すのに時間がかかった程です。
竜巻は、地面側がツボマっているので、
その部分が大きく被害を受けていると言う印象でした。
それと、ここからが重要です。
今回見た被害の有る建物の隣には、何も建っていない広い土地が有ると言う事です。
田んぼや、畑、学校の校庭。
昨年、筑波であった竜巻で被害のひどかった賃貸住宅周辺にも、田んぼが有りました。
風は、温度差が無いと起きません。
風の強いのが竜巻、とすると大きな建物や街の近くに、
地面付近の温度を下げる様な田畑や校庭が有れば強い風が吹きやすくなる、
それが、竜巻に発達する、
そう考えられるのではないか、と思います。
(それ以外の状況でも被害が出ていますので、これだけが理由ではありません。)
家が密集している分譲地や大きな工場の隣に、
田畑や広い空き地等が有る場合には、竜巻が起きる可能性が高いかもしれませんので、
気をつけましょう。
運動会でも、「竜巻でテントが飛ばされた!」って聞いた事はありませんか?
もしかすると、テントが暖まってしまうと校庭との温度差により、
暖まったテントに竜巻が寄って行くのかもしれませんね。
運動会の時、小さな竜巻と思っていたのに急に大きくなった、
と言う話しも有るようです。
気をつけてくださいね。