最近はあまりやっていない、リフォーム工事。
久しぶりにしてきました。
それも雨漏れの補修です。
雨漏れの補修っていうのは、とても難しいのです。
と言いますのも、雨漏れは原因が1つだけではなかったり、
遠くから漏れた水が回ってきたりと外からだけでは原因が特定しづらいからなのです。
そのため、解体してみないと原因がわからない、ということになります。
という事は、補修費用も最終的には解体しないとわからないのです。
そのため、見積もりを出すのにも慎重になりますし、
会社としても手間がかかる事になってしまうのです。
今回は、ご紹介で特別に補修をさせていただきました。
解体してすぐにわかったのですが、
雨漏れの原因は施工業者さんのミスでした。
今ではこのようなことはないと思いますが、あの当時は通ってしまっていたんですね。
どのようなことかと言いますと、
外壁はサイディングで覆っていて、雨水はサイディングの内側に入ってくることを想定して施工します。
入ってきた雨水は、建物の内部まで入らないように防水シートを貼るのです。
その防水シートを伝って、雨水は外部へ排出されます。
今回の建物は、この防水シートの施工方法が間違っていたのです。
下の写真は、外壁屋さんです。
それも外壁屋さんの社長さんです。
リフォームの場合、特に今回のように、
少し間違うと大きな工事になってしまうような時には
職人さんといよりも、その親方格の人に来てもらいます。
さすがに、施工が上手で、カッコ良かったです。
もちろん、私もこの重要な防水シートの施工時点は現場に張り付いて、
どのように貼っていくか、一つ一つ打ち合わせをしながら工事を進めました。
最高のメンバーを集めて、
相談し合いながら進めなくては難しい、
それが雨漏れの補修です。
今回の工事で、15年間も悩んでいた雨漏れが無くなります。
幸い、私が建てさせていただいたお家ではこのような事はありませんが、
少しの間違いや、目には見えない施工不良で雨漏れが生じてしまうことがあります。
そのようなことが無いように、気を引き締めて家をつくっていきたいです。