今日、あの日から２年３ヶ月が過ぎました。
どれだけの方が、この日を意識しているのだろう、と思いました。
何年目、と言う時には大きく取り上げられても、数日経ってしまうと忘れてしまう。
そんな人も多いでしょう。
そんななか、５月５日にあるマンガが発売されました。
それは、
「３・１１を忘れないために　ヒーローズ・カムバック」

この本は、東北復興支援プロジェクトとして、
書かれた短編のマンガが納められた本です。
出版社は、小学館なのですが、
発起人は、漫画家の細野不二彦さんのようです。
細野さん自身、震災の３ヶ月度に石巻に行き、
石巻の町に飾ってある仮面ライダー等の等身大フィギアをキレイにしてくれている
人達に漫画家として何か出来ないか？と思ったそうです。
そこで、雑誌のメインを飾れる様な凄い漫画家さんにも声をかけ
この本が出来ました。
掲載しているマンガ家さんは、
　細野　不二彦　　　：ギャラリーフェイク・グーグーガンモ
　ゆうきまさみ　　　：究極超人あ〜る
　吉田　戦車　　　　：伝染るんです
　島本　和彦　　　　：炎の転校生・青い炎
　藤田　和日郎　　　：うしおとら
　髙橋　留美子　　　：うる星やつら・めぞん一刻
　荒川　弘　　　　　：鋼の錬金術士・銀の匙
　椎名　高志　　　　：GS美神 極楽大作戦!!
　かわぐちかいじ　　：沈黙の艦隊
さん達です。
特に、かわぐちかいじさんには自衛隊のストーリーの掲載をお願いしたそうです。
その理由が、
「自衛隊員の活躍こそ、ヒーローの名にふさわしい」
と細野さん自身が思い、細野さん自身で依頼したようです。
被災者された方からは、自衛隊の活躍等を聞いていたので、
それをしっかりとふまえて作っている、
という事は遊びでやっているのでは無いな、
と感じさせられました。
全てのマンガが、震災に関連して書かれているわけではないのですが、
手に取ってみる事をお勧めします。
この本の、
必要最初減の経費を除く、収益と印税はすべて、
子供たちに本を届ける活動をしている「大震災　出版復興基金」
ならびに、
岩手・宮城・福島の各県庁が運営する震災遺児への育英基金に
寄付されます。
９０５円＋税　です。
ちなみに、アマゾンでは定価以上の価格が付いてしまっています。
多分、コンピューターが自動で価格設定をしてしまっているのかもしれません。
本屋さんに、普通に平積みで販売されていますので、そちらをご利用下さい。
それにしても、若い頃も、今も好きなマンガの作家さんが、
このような活動をされている事にとても嬉しくなりました。
これらの活動が、被災された方達への励みになればと思います。