震災に関する番組の中で、被災して今でも残っている建物や船を、壊すべきか、残すべきかが話題になっていますね。
地元では、「忘れたいので壊してほしい、」という意見も少なく無いそう。
実際に、被災地で建物や船を見た私の意見としては、
「ぜひ、残して欲しい」
です。
確かに、震災の記憶は映像でも残せるのかもしれません。
しかし、震災のパワーや激しさを残すのは、映像では無理です。
あの、海岸から800mも離れた場所に突然有る大きな船。
あれを見た時の衝撃は忘れられません。
壊れた建物の上の方に書いてある青い線、あの青い線が新しい建物に有っても、多くの人は気にしなくなってしまうでしょう。
また、数十年後にくるであろう今回の様な災害。
それに備えるには、しっかりとした記憶ではなくて、経験を残して欲しいのです。
私は海無し県に住んでいるので津波の心配は有りません。
しかし、旅行している時、もしかすると将来、子供が仕事で海の近くに住む事になるかもしれません。
それにこれから生まれて来る子供たちにしっかりとそのパワーを伝えるには、、、
実際の物を見せる事は、大切だと思います。
ただ、今の報道で気にかる事が有ります。
それは、「 残す事 = 観光 」
と言っている事です。
確かに、残す事で人が来るかもしれません。
でも、観光目的で残すのは違うと思います。
あくまでも、災害の記憶を明確にするために残して欲しいのです。
これから遭うであろう災害に備えるためにも、しっかりと多くの人に見ておいて欲しいのです。

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