栃木県内ですと少ないのですが、防火地域と言うのが有ります。
一般に木造が建てられるのは、「準防火地域」。
主に、商店街等の密集した街中に有ります。
この地域に家を建てる際には、まわりからの火の延焼を防ぐために、防火戸を利用したり、換気扇の出口には特別な物を使用しなくてはいけません。
その防火戸なんですが、2010年に今まで発売されていた防火戸が、国が決めている性能が出ていないと言われてしまい、ほとんどが発売中止になってしまったのです。
1社ぐらいが何かの間違いで、ということは有るかもしれませんが、今回は大手サッシメーカーの3社(リクシル・YKK・三協立山)とも、指摘を受けてしまったと言う異常事態だったのです。
当然ながら、すぐに各メーカーは対策を取って、改良型のサッシを開発しました。
しかし、以前と同じようにはなりません。
以前は、構造が認定に合っていれば良かったのですが、問題発覚後は全てのサッシの種類に付いて、実際に火を当てて燃え広がらないかを実験しなければいけなくなったのです。
実は、これはものすごく大変なことなのです。
窓の種類はものすごい数だからです。
それに、ガラスによっても性能が違ってしまうので、ガラスの種類が変わるだけで再実験なのだとか。
安全上、仕方が無いことなのですが、この事で価格も大幅UPになってしまいました。
だいたい、2倍の価格です。
通常のお家で、サッシの価格は80万〜100万円位だとすると、その倍の金額が足されてしまうのです。
栃木県の方で影響を受ける人は少ないと思いますが、首都圏の方々は大変ですね。

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