昨日は見学会でたくさんの方に来ていただきました。
始めて来た方に必ず聞かれるのが、
「エスホームさんでは、幾ら位で家が建ちますか？」
と言う事です。
広告でも良く有りますよね、
「坪単価３２万円でこの設備！」とか、
「坪単価２８万円でエアコンサービス！」とか。
どうしても見比べてしまいます。
では、３５坪の家は、本当に
２８万円×３５坪＝９８０万円
で、住める家になるのでしょうか？
現実的にはかなり難しいです。
簡単に言えば、無理、と言う答えになります。
最近は、「あんな広告はインチキだよね」という方も増えました。
では、ナゼこのような広告がクレームも出ずに公に認められているのでしょうか？
理由は、
「住宅の広告には、表示するための決まりが無い」
と言う事なのです。
自分で勝手に都合を付けて、坪単価の定義をする事が出来ます。
例えば、「坪単価２８万円」の費用の中に入っているのが、
「本体・屋根・設備・サッシ・基礎」
となっていたとします。
なんか、これでも家って建ちそうですよね。
でも実際にはこれら以外に、
　足場代・現場管理費・廃材処分費・外部給排水・仮設トイレ・仮設電柱・仮設水道
等々、たくさん必要なのです。
カーテン・照明が別の場合も有ります。
表示自体は建物の金額なので間違いは無いのですが、それだけでは建てる事が出来ず、諸経費と言う項目を別にとる事になります。
これらを合わせると、坪単価を安く表示した会社が最終的に安く出来上がるかどうかは疑問的になってくるんですね。
最近は、お客様に誤解を与えないように「コミコミ」と言って、必ずかかる費用を入れた金額を提示している真面目な会社も増えて来ました。
では、あなたはどのようにすれば良いのでしょうか？
あなたが考えている会社にこのように聞いて下さい。
「この金額から追加や経費等無しで、引き渡した時に直ぐに料理したり、お風呂に入ったりして住む事が出来る内容ですか？」
坪単価を安く見せる理由は、あなたの目を引くためです。
あなたの事を考えて、安くしているのではない事を覚えておいて下さいね。
追伸：
もう一つ、坪単価を安く見せるコツが有ります。
それは別の機会に説明します。