土地の件で変な裁判が有りました。
それにしても、こんな事で裁判になるんだと言う珍しい例です。
その裁判とは、
Aさんが家を建て替えるために確認申請を出しました。
その確認申請は、Bさんの土地を勝手に自分の敷地として作られていました。
Aさんは、不正な書類を作って提出したのです。
確認申請は通ってしまいました。
本来は、他人の敷地を通っての許可は下りないはずなのですが、敷地の持ち主まで確認申請ではチェックしないので通ってしまったのです。
それも、その土地を持っているBさんは区役所にAさんの確認申請を受理しないように申し立てていたにも関わらずです。
Bさんは、その対抗手段として区の建築審査会に提起。
審査会はBさんの訴えを認め、一度下りた確認申請を取り消しました。
当然ですね。
ここからが凄いです。
Aさんは、自分が不正をしてとった確認申請にも関わらず、「一度下りた確認申請を取り消されるのは納得できない」と国や区を相手取って東京地裁に提訴したのです。
判決は、確認の取り消しを認めた、と言う事でした。
そうでなければ困ります。
Aさんが建て替えようとしていう家も、実は40年前に同じ不正の方法で建てられていたらしいです。
Aさんが確認申請のを取得したのが2007年10月
東京地裁がAさんの請求を棄却したのが2012年3月
こんな事に、5年も使っているんですね。
今は不正をした人が特をするような時代では無くなりました。
こんな事をされると、真面目にしている人の審査項目が増えるだけです。
本当に止めて欲しいですね。

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