「ゼロエネルギー住宅」はご存知ですか?
ゼロエネルギーハウスとかZEH(ゼッチ)とか、色々な呼び方があります。
数年前から住宅業界では話題になっていたのですが、家づくりをしている方でも知っている方はあまりいないかもしれません。
簡単に説明すると、
「お家で使うエネルギーよりも、家で作るエネルギーの方が多い家」
です。
ここで言うエネルギーの多くは電気で、冷暖房に、照明、給湯、その他いろいろなところで使われています。
方や、作るエネルギーの多くも電気で、一般的には太陽光発電で作られています。
温暖化などの地球環境破壊や、エネルギーの使用量を少しでも減らせるようにと、国もこのゼロエネルギー住宅を推進しています。
私が家づくりを始めた25年前などには全く考えられず「夢の家」でした。
その「夢の家」が、今の技術を使えば簡単にできるようになったのです。
ゼロエネルギー住宅を作るには?
それでは、どのようにすればゼロエネルギー住宅が作れるのでしょうか?
3つのポイントがありますので説明します。
1, 高断熱化
エネルギーの多くを占める暖房。
暖房に使うエネルギーを少しでも少なくするために高断熱化が必要です。
ここが問題です。
「一体、どれだけのことをしなくてはいけないのだろう?」
と心配していました。
この断熱とエネルギーの計算には、特別なソフトを使います。
その結果の一つがこれです!
今回は、あまり詳しく説明することはできませんが、計算するとこのような結果が出てきました。
エネルギー使用量を電気代に変えてわかりやすくしてくれた結果です。
その結果、どのくらいの断熱が必要かがわかったのですが、思ったほどではありませんでした。
なんと、日光などで普通に採用していた断熱の仕様で、宇都宮はおろか今市くらいでしたらゼロエネルギーの住宅が作れる事がわかってきました。
それも、今までの仕様で作ると、少しお釣りがくるほどです。
なぜ、そんなに簡単にできたのかといえば、エスホームは「外張り断熱」を標準として採用していたからなのです。
この断熱方法は、性能を調整しやすいという特徴も持っています。
基本的には、北海道帯広の工務店が採用している工法と一緒でしたから、やはりこの作り方は間違っていなかったのですね。
断熱性能をよくした分、確かに少し費用もかかりますが、坪1〜1.5万円くらいで済みそうです。
2, 太陽光発電
エネルギーを作るためには「太陽光発電」を載せる必要があります。
家の大きさにもよりますが、6kw以上の容量がある太陽光発電設備を使えば、ゼロエネルギー住宅になるようです。
6kwの太陽光発電は、最近では普通に使っている容量です。
そもそも、太陽光発電設備自体が安くなりました。
これも、問題ありません。
3, 高性能設備
実は、ここが一番問題かもしれません。
高性能設備とは、照明や、テレビにビデオ、冷蔵庫、ドライヤーなど、一つ一つは小さいけれど、数があってエネルギーを使う設備です。
特に給湯は、多くのエネルギーを使います。
とわ言え、LED照明や、エコキュートが普及して価格も安くなりました。
これもなんとかクリアです。
これから普及してほしい、ゼロエネルギー住宅
20年前は、壁掛けもできる薄型テレビは夢のテレビでしたが、今は普通のテレビです。
電気自動車も走っています。
お家も進化して、ゼロエネルギー住宅も普及してほしいですね。
実は、このゼロエネルギー住宅の完成見学会を今週末の
1月26日(土)、27日(日)、28日(月)
の3日間、行います。
この寒い時期に、ゼロエネルギー住宅の快適さを経験してください。
詳しくは、下記HPをご覧ください。
太陽光パネルを載せるのでは、高そう!
ゼロエネルギー住宅の場合、費用のネックになるのが太陽光発電パネルです。
約200万円くらいはかかってしまうかもしれません。
ところが、この200万円はかかってしまう太陽光発電パネルを、実質0円で設置してくれるシステムがあるのです。
嘘のような、インチキくさい話ですよね。
でも、このシステムを運営しているのは、リクシルと東京電力という、建築業界と電気業界のビック2!
今回の見学会のお家も、このシステムを利用しているので、費用を抑える事ができました。
もっと書きたいのですが今回のブログは長くなりましたので、この太陽光発電パネルを実質0円で設置する方法は、またの機会にお伝えします。
楽しみにしていてくださいね!
ありがとうございました!