今日で、早くも4年目ですね。
早い、というよりも「いつのまにか」4年目、と言う感じです。
あの時、あなたは何をしていましたか?
私は、花粉症の薬をもらいに鹿沼の病院の駐車場にいました。
昼休みでオープン前だったので、オープンを車の中で待っていたのです。
その時、車の強い揺れと、隣の車が小刻みに揺れているのがわかりました。
病院の先生や看護師さんなども、外に出てきました。
建築という仕事をしていると、地震に対してかなり意識をします。
そして地震を知れば知るほど、
「栃木県は大きな地震が無い」
と思い始めていた頃でした。
それでも、お家の耐震性能を落としたことはありません。
そんなお家をみた、あるお客様からは、
「栃木県は2000年の間、地震の記録がない」
とまで言われました。
あの地震が、これだけ大規模だとはあの時は全く考えませんでした。
事務所へ帰る途中、
瓦のズレのような所も見ましたが、それ程とは思わなかったのです。
その考えを改め始めたのが、この現場を見てからです。
思わず、写真を撮っていました。
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事務所も、私の自宅も書類や本が散乱していました。
家族も、社員も、現場でもけが人などはいないことを確認しました。
次の日からは、工事現場と、
今まで建ててくださった方のお家を社員全員で点検訪問をしました。
クロスの割れなどが出たところはありましたが、
構造などの大きな被害が無いことを確認しました。
あの頃は、ガソリンも無くて、大変でしたね。
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塀が倒れたり、地割れがあったり、蔵の壁が抜けている、という状況も見ました。
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この日、実は南相馬を始め、神奈川、奈良、長野、等のメンバーと、
スカイプを利用して家づくりの勉強会をする予定でした。
南相馬の状況など全く知らないまま、
「今回は延期しよう」となりました。
これが、今行っている支援活動の始まりです。
南相馬だけではなくて、石巻の方からも支援要請がありました。
行ってみるとわかるのですが、
どちらの街も復興にはまだ遠いということです。
もう4年なのに、避難している方が20万人以上いるのです。
仕事などはなんとかできるようになった方も多いようですが、
職を変えたり、
それがこのままずっとできることなのか、
不安を持ちながら仕事をしている方も多いようですね。
今では、支援活動に来てくださる人は減ってしまったようです。
また、支援に頼っていてもいけない、という思いもあるようです。
でも、実際に行ってみると、やはり喜ばれます。
「忘れていない、」と言う事を伝えられるだけでも、
違うと感じるのです。
ですから、これからも東日本への支援活動は続けていきます。
お菓子を届ける、という支援活動です。
届ける物は色々考えられますが、
たくさんの人に喜ばれ笑顔になっていただくにはお菓子が一番のようです。
そこで、今年もお菓子を南相馬と石巻、陸前高田へ届けます。
できれば、そのお菓子をご協力いただけると助かります。
本当は、3月か4月に届けたかったのですが、
あの南相馬の友達が、今年も引越しをしなければいけないようです。
子供達4人と一緒に。
今住んでいるところは、昨年引っ越したばかりだったはずなのですが。
そのため、南相馬へお届けできるのは4月の半ば以降になってしまうかもしれません
南相馬、2012年の4月にも行きました。
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誰もいない街に咲き誇る桜が、印象的でした。
お菓子のご協力を頂ける方は、
左にあるメールフォームでお問い合わせいただくか、
当社事務所、または見学会会場へお持ちください。
よろしくお願いします。


今日で、もう4年なんですね。
早いというか、いつの間にか、と言う感じで

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