昨年末から、色々な講習会に参加しています。
その一つに、材木等に関する講習会もあるのです。
そこで教わっていることは、
材木でも最近は大きい特殊な建築物を建てられるようになってきたということです。
例えば5階建てとか。
ただし、普通ではできません。
例えば、火事の際に木の柱が全部燃えてしまわないか、
を確認しなくてはいけないのです。
建物が火事で燃え朽ちてしまっては危険ですよね。
そこで、考えられているのが「燃えしろ層」
「燃えしろ層」とは、材木の表面がどれだけ深く燃えるか、と言うことです。
建物は、いつまでも燃えないように、と言うのではなくて
例えば、45分とか60分燃えないように、と言うことです。
45分燃やしても、全部燃えず柱の中が残っている、そのような柱を作らなくてはいけません。
そのような資料を見ていたら、興味あるデータを見つけました。
それは、材木によって燃える速度が違うというデータです。
それも、木の種類というのは、3つ。
 ① 製材  :無垢の材料
 ② 集成材 :材木を貼り合わせた物
 ③ LVL  :材木を細かく貼り合わせた物
どれも、比較的よく使われている材木です。
これらの材木の燃えるスピードは、
 ① 製材  : 1.00mm/分
 ② 集成材 : 0.75mm/分
 ③ LVL  : 0.6〜0.7mm/分
45分の「燃えしろ層」を作るには、①の製材の場合には、45mm見ておけば良いということですね。
100mmの柱に45分の「燃えしろ層」をとるには、①の製材の場合
 45mm+100mm+45mm=190mm
となります。
ほとんど、倍の太さですね。
通常は、柱などは石膏ボードで覆われているので直接燃える部分は少なくなっています。
一般的に使われる数字ではありませんが、
知っておくと何かに役に立つかもしれませんよ、
って、そんなことないかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です