エコキュートのお湯が、使っていないのに減っていく理由とは?
エコキュートは、ヒートポンプという特別な機会を使って加熱すると同時に、深夜電力を使うので、電気代も毎月1500円くらいととてもお得な給湯器の一つです。
しかし、
「エコキュートのお湯が使ってもいないのに減っている、
 追い炊きをすると減ってしまう。
 おかしいのではないか?」
と言う問合せが有ります。
これは、エコキュートの特性の一つでもあるので、ご説明します。
そもそも、エコキュートは電気代の安い深夜電力を使って夜のうちにお湯をつくり、そのお湯をタンクにためておきます。
そのタンクにためたお湯を、他の時間帯に使うという給湯器機です。
ガスや灯油のボイラーと違う事は、使う時に加熱しているのではないのです。
ここで、通常とは違った感じになるのですね。
例えば、わかりやすいのはお風呂の追い炊き。
絵は、追い炊きの時の状況に付いて説明しています。
まずは、
タンクはお湯で熱くなっていて、浴槽は水で冷たいままです。
満タン
次に、追い炊きをツスタート!
タンクに有った熱が、浴槽に移ります。
この時、タンクのお湯の温度が下がり、お湯が減ったように表示され始めます。
少し
最後に、お風呂が沸きました!
ここでは、半分以上の熱がタンクから浴槽に行ってしまっています。
そうすると、コントローラーのお湯残量の表示は、半分を切った表示になってしまいます。
いっぱい
直接お湯は使っていないのですが、使っていないお湯を熱源にお風呂を湧かしているため、タンク内のお湯が冷めてしまい、お湯が減ったように見えてしまうと言う事なのです。
ここで、通常使う以上にお湯が減ってしまった場合、エコキュートはお湯を増やそうと再加熱を始めます。
お湯を使わなくても、タンク内のお湯が冷めた場合、お湯が減ったように見える場合も有りますので、注意して下さいね。
ここでポイント!
エコキュートは、電気をなるべく使わないように自動で再加熱を判断するのですが、その判断するためのデータは何を参考にするのでしょうか?
それは、今までのお湯の使い方のデータを自動で採取し、
「今日は、この位のお湯を使うはず!」
と自動で考えて、お湯の量を調整しています。
いつでも満タンにお湯が有るのではエコでなくなってしまうので、ここまでコントロールしているのですね。
ただし、このシステムだと、ここで弊害が起こることがあるのです。
なるべく使わないようにしていたり、突然使ったりした場合どのようになるのでしょうか?
お湯が足りなくなるので、手動で加熱が必要になります。
便利には出来ていますが、その使い方を知らないと不思議な現象になってしまいますね!

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