栃木県大田原市で現在工事中の基礎工事を見てきました。
実は、基礎の冬施工は難しいのです。
その理由は、コンクリートの水分が凍ってしまうとコンクリートが想定している強度を出してくれないため。
コンクリートは、化学反応で固まるので、水分は大切です。
そこで、凍らない様にするために活躍するのが毛布。
このタイプもあります。
この写真を撮った時は、まだコンクリートを流し込んで表面を平らにしている時なので、広げていません。
少しでも硬化が早く始まる様に、朝からコンクリートを流し込んでいきます。
もう少ししたら、この毛布を広げ始めます。
この基礎は約50坪もあり、基礎やさんは大変だったでしょうね。
毛布の上には、ブルーシートを敷きます。
寒い時期は毛布だけではなくて、コンクリートの強度を少し強くもしてあげます。
それにより、凍結しにくくなるのです。
コンクリートが固まる時は化学反応をしているので、熱を発します。
ブルーシートや毛布をめくると少しモヤッとした空気が出てきますよ。
施行中のちょっとした工夫なのでお客様が気がつくところではないのですが、これをやっていない基礎の現場を見る事もあります。
寒い時期の保温は大切なのです。