さて、先日もお伝えした方のご意見をもう少し紹介します。
お客様からのご意見を隠す様な事はせずに、
しっかりとお伝えしていきたいと思っているからです。
そこで、今回のご意見は、3つ。
田嶌邸6月目の声
まずは、クロス。
そうですね、どうしても乾燥したりすると
クロスには隙ができてしまいます。
家自体、多少の揺れにも耐えられるようにはなっている反面、
クロス等が追従出来ない事もあるのです。
構造に集成材を使うようになってからは
クロスの隙や捩れはかなり減りましたが0にする事は
難しいです。
ある程度、落ち着いた所で補修させていただきます。
次に、窓の結露。
こちらにつきましては、出ると言う方と、
出ないと言う方がいらっしゃいます。
この点に付きましても、
以前に比べると減ってはいるのですが、
加湿器を動かしたりすると、より出やすくなってしまいます。
また、冷気が入るという意見が有りますが、
これはコールドフローの可能性があります。
コールドフロートとは、窓で冷やされた空気が、
窓の下の方に落ちて行くことです。
なんとなく、すきま風が吹いているように感じる事もあります。
それだけ、暖かい空気と、冷たい空気とでは
動きが有るのですね。
また、窓は完全に密閉はされていません。
水抜きから空気が逆流する事も有ります。
特に、引き違い窓の場合等ではすきま風を感じたり、
埃が入ってしまったりする事が有ります。
JISでは、最高の等級を取っているのですが、
このような事が発生する事もありますね。
最後に、洗面脱衣所の換気扇についてです。
これは、基本的には付けていません。
もちろん、付ける事は可能です。
ですが、注意が必要です。
どのような事かと言うと、
洗面脱衣所の換気扇を動かす場合、
お風呂から大量の湿気を吸い込んでしまうと言う事です。
そうすると、よけい洗面脱衣所が結露してしまい、
カビが生えたりする原因となってしまいます。
以前は、お風呂のドアは湿気が洗面脱衣所に来ないように
吸気口を閉じる事が出来ました。
しかし、今は閉じる事が出来ない構造になっているのです。
これは、24時間換気を意識して作られていると思われます。
以前、ユニットバスのメーカーの方にも
この点について聞いた事が有るのですが、
洗面脱衣所に換気扇を付ける事は考えていないと言う事でした。
お風呂の換気扇も、
現在は24時間換気扇として使えるようになっています。
空気の流れは、
廊下 ー> 洗面脱衣所 ー> 浴室
となるのが理想です。
お家の内部には、なるべく湿気を入れないようにする事が
長持ちさせるためには大切なんです。
住み始めてわかる事もたくさん有ります。
最近のお家は、少し前のお家に比べるとかなり良くはなりました。
それでも、「100% 完璧です!」とまでは言えない所が有るのも事実です。
お住まいの環境によって、色々とでてしまう事もあるので、
何か疑問が有ったら、遠慮せずにご質問いただければ、
より快適な生活を送る事が出来るでしょう。

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