5回にもわたり「リボーンアートフェスティバル」をご紹介して来ました。
今回は、牡鹿半島の今、をお伝えしようと思います。
牡鹿半島の先端に近い一番大きかった街「鮎川町」
ここでも、大きな防波堤の建設が始まりました。
この防波堤は、海が見えなくなるという意見もあり
賛否両論ではあるのですが、各所で見られました。
鮎川町の中心にある橋はまだ直っていません。
それでも、防波堤を優先させているところに、
危機感を感じます。
鮎川町から石巻市街へ帰る途中です。
ここにも、大きな防波堤が出来ていました。
奥に見えるショベルカーと比べると
その高さ、大きさがイメージできるでしょうか?
というわけで、防波堤に登りました。
上は幅も狭く、かなり怖いです。
しかし、そこから見える景色は美しかった。
安全の為とは言え、
このような景色が見えないのは残念ですね。
私が牡鹿半島に行く楽しみの一つだったので。
この防波堤の北側には、
注目していた建物がありました。
和風で、とても凝った作り。
津波が来た際には沈んだらしいのですが、
壊れずに残っていたのです。
ずっと空き家だったのですが、
その建物が食堂になっていました。
窓の周りに貼ってある板が、波型になっているんですね。
この建物の前には海、
では無くて防波堤が見えているのです。
ここ4年になるのでしょうか。
毎年石巻のホタテをお世話になった方に贈っていました。
昨年は、100箱以上。
とても美味しくて、アレルギーでホタテが食べられない私でも
食べられるほどに新鮮で美味しいホタテなのです。
しかし、今年は9割のホタテが死滅してしまったそうです。
昨年の、ホヤの処分の件といい、
なかなか経済的な復興までは遠いのかもしれません。
家路に着いて、石巻市街を運転中、
見逃していた作品を見つけました!
石巻の建物の壁に映像を映していました。
ここには足を運んだのですが、
気がつかなかった!!!
アートとか、美術というと美術館をイメージしたり、
難しい事を考えたりしてしまうかもしれません。
そうではない事を実感しました。
楽しんで、感動できて、
運動にもなる、
大変なことも多かったのですが、
来ている人は皆んな笑顔で鑑賞していました。
それが、アートの力なんですね。