この美術館も、
本では何度となく見ていました。
そして、とうとう、体験することが出来ました。
そこが「地中美術館」
設計は、ここも安藤忠雄さん。
今回も、写真は外観のみです。
中は撮影禁止です。
通常の建物は、地面の上に作りますが、
この美術館は地面を掘ってそこに作ってあります。
それも、とても大きな空間を使う作品が展示してあるのです。
とても大きな空間とは
体育館と言うと言い過ぎかな?
と言うくらいの大きさです。
それに、一般的な美術館は照明を使いますが、
ここでは自然光、要するに太陽の間接光を使って
絵を見せてくれるのです。
ですから、暗くなったら終わりです。
作品は、多くありません。
それでも、ひとつひとつの作品が
圧倒的で
美しい。
ドキドキしてしまう、
不思議な空間の作品もありました。
それがジェームズ・タレルの「オープン・フィールド」。
まるで「スターゲート」などの異次元に入っていくような感じです。
モネの「 睡蓮 」も人が集まっていました。
外には、その絵からイメージされて作られた
池が実際に作られています。
この椅子に座って、庭を見たいとこですが、
洋服が汚れること間違いなしです。
絵に一番雰囲気の近い写真は、
これ、かな。
ウォルター・デ・マリアの部屋も凄かった。
あの、大きな玉のある部屋です。
たまたま、私が入ったときには誰もおらず、
静けさの中でその空間を感じることが出来ました。
人によっては「たったこれだけ?」
と思われる人もいるかもしれません。
でも、絶対に見る価値のある美術館です。
「地中美術館」を後にして、
「 家ブロジェクト 」を見に行きました。
これは、直島・木村地区で展開されている
アートプロジェクトです。
車を駐車場に止めると見えるのがこの建物。
トイレ。
木村地区では、
今となっては狭い街路を歩きながら
点在しているアートを楽しみます。
ただ、この街自体が古く、
雰囲気の良い建物が多く残っています。
普通に、このようなお家があるのです。
ここには「ANDO MUSEUM」もあります。
安藤忠雄さんの美術館です。
これだけ見ると、小さな建物に見えますが、
中に入ると、安藤忠雄ワールドを見ることが出来ます。
なんと、中にコンクリート打ちっ放しの構造物があるのです。
それも、地下にまで入れます。
この外観からはわからない程の大きさに
驚きました。
庭には、小さなガラスの塔がありました。
ここからは、地下室のある部屋に光を届けています。
トトロでも出てきそうな階段を登っていくと、
「護王神社」があります。
シンプルですが、美しい。
この社の階段を見てください。
透明なのです。
光がキレイですね。
それだけではありません。
この階段は、地下にまでつながっています。
右にある石の下に、石室があるのです。
石室に入って見ることもできましたが、
ここも撮影禁止。
この階段を通して射し込む光は、
神秘的でした。
今回で終わりのはずでしたが、
やはり終わりませんでした!
と言うわけで、もう一回!
次回は、本当に最終回です。