お家づくりの新聞や、雑誌を読んだり、
勉強会に出たりして、様々な最新の情報を知って、
皆さんにお伝えし、お役に立てればと思っています。
しかし、そのような中から得た情報の中でも、
「実際の状況とはかけ離れているのではないか、」
と思わされる内容があります。
それを知らないで、
「住宅業界とはそういうものだ、
 仕方がないんだ」
と思って住宅業界に合わせて家づくりを進めてしまうと、
あなたが考えていた家づくりとは違ってしまう事もあるでしょう。
今回「あれっ?」と思ったのは、リクルートが出した
「2016年 注文住宅動向・トレンド調査」
です。
IMG_1005.jpg
写真は、この内容が書いてあった「住宅産業 大予測 2017 新建ハウジング」より
このデータを見て下さい。
「家づくり重要条件」についてのアンケートです。
1位:耐震性に優れている            69.3%
2位:間取り・プランが良い            44.7%
3位:断熱性・気密性に優れている       40.3%
です。
どうですか?
確かに、順当だとは思います。
私も最初見た時は疑問に思いませんでした。
しかし、100%の人が心配していることが、
抜けているんですね。
それは、
「資金計画」についてです。
私もたくさんの方とお打ち合わせをさせていただいていますが、
誰もが悩むところです。
確かに、「お家づくり」の物理的な内容とは違いますが、
絶対に離すことができない事なのです。
ですから、「お家づくりの重要条件」についてのアンケートであれば、
「資金計画」が上位の方に来なくてはいけないのです。
この所、お家の性能は上がっていますが、
それに伴いお家づくりにかかる費用も上がって来てしまっています。
銀行に相談すれば、
多額の資金を貸してくれると思います。
しかし、借りれる金額と、
借りて良い金額は、違うのです。
あなたには、もう一度その事を真剣に考えて、
家づくりに打ち込んでいただきたいのです。

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