日本でも、断熱やエコという言葉が
最近の建築業界では流行っています。
そのような話の時に
必ず出てくると言っても過言ではないのが
ドイツのサッシなのです。
ドイツ、
機械的な物は強そうですよね。
こちらの町並みは、高級住宅街で、
100年前に建築家コンテストの作品として
建てられたものが多いのだそうです。
下の写真、
前回も見ていただきました。
正面に大きな窓がありますね。
そして、左側には窓枠が少しだけ写っています。
S__2203657.jpg
こちらで使われているサッシは
木製です。
ドイツでは、
安めの建物に使われているのが
樹脂サッシなのだそうです。
価格が違うとか。
枠だけでいうと、
確かに樹脂よりも木製の方が
性能は高くなりますが、
日本では、大手サッシメーカーは木製枠を作っていません。
リクシルの最高性能である「レガリス」でも
樹脂を使っています。
私の考えですが、
ドイツでは部屋の中からの
見栄えを考慮していると思います。
あのような建物には、
木製の方が合いますよね。
それに対して、日本のサッシは、
精度や機能を優先させています。
そこらへんは、お国柄でしょうか。
ガラスはペアガラスです。
多くの窓は結露しないそうなのですが、
その理由は、窓の下に暖房を入れているから。
窓自体が暖かくなるそうですよ。
この方法は、、
北海道のお家を見せていただいた時に、
見たことがあります。
冷たい空気が落ちてくる
「コールドドラフト」も起きないので、
窓周りの寒さを防いでくれます。
窓下暖房のない窓は、
厚手のカーテンで断熱を取っていようです。
それでも、その暖房がない窓は
結露を結構してしまうそうです。
たまに海外の情報も入るのですが、
多くは雑誌などからです。
そのような雑誌に紹介されている製品は、
極端なものが多く、
どれだけ普及しているのか、
現実的なのか、疑問に思ってしまいます。
このように、実際のお住まいのお話を
伺えるのは、とても参考になります。

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