子供が栃木県立博物館に蝉の羽化を見に行くというので、一緒に行ってきました。
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気持ちとしては、
「そんなに簡単に蝉の羽化なんて、見れるの?」
というのが正直な所。
どうやって見るのだろう、と思いながらの参加でした。
最初は、博物館のホールで蝉に関する説明です。
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私の息子も手を上げて質問していました。
軽く冷や汗。
栃木県には本来いないはずのクマゼミとかも最近いるらしいのですが、
未だに捕獲はされていないそうです。
捕まえたら、新聞ものかも。
そのような説明を受けてから、中央公園に向かいました。
中央公園にある池と博物館の間あたりに蝉がたくさんいます。
地面がフサフサ。
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草の上を蝉もたくさん歩いているので、踏まないように気をつけながら歩きます。
木を見ていくと、一生懸命登っている蝉をたくさん見つけることが出来ました。
蝉は、枝がある所まで登るそうなので、
今回は下のような低い木での蝉の羽化を観察しました。
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このような感じで、葉の裏側にくっついています。
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背中に白い線が入ると、脱皮が始まります。
時間は、夜の8時頃から始まるそうです。
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ゆっくりと体を出していきます。
落ちそうですが、落ちません。
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少しづつ、羽を広げていきます。
まだ、お尻が入っています。
前足で、一生懸命出ようとしているのが、わかるんですよ。
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「ポコん!」という感じでお尻が抜けます。
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そこから、またジワジワと羽を広げていきます。
ゆっくりで、この頃になると子供達は完全に飽きています。
親の方が一生懸命です。
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羽も随分と広がってきましたね。
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30分ほどかけて、羽も広がりました。
体も、少しずつ茶色になってきます。
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ここから、4時間ほどかけて体が茶色になっていくそうです。
日の出までは飛べるようになって、木の上の方に飛んでいくそうです。
そうしないと、食べられてしまうのだそうです。
どこでそのような事を知るんでしょうね。
不思議ですね。
最後に、珍しい蝉の羽化シーンです。
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今回観察したのは宇都宮市の中央公園。
脱皮には温度と湿度も関係するそうですが、見れる機会も多そうです。
時間は、7時半からスタートして、8時半頃には終わります。
ただし、中央公園の駐車場は8時に閉まってしまうので注意しましょう。
できれば、カメラの三脚と、座る椅子かマットがあると観察が楽です。
公園の中はかなり暗いので、懐中電灯がないと危険ですよ。
蝉が殻から出るところは、脱皮ではなくて羽化というそうです。

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