『のだめカンタービレ』と言えば、漫画もテレビも、映画もかなり評判の作品でした。
あの原作漫画を描いたのが「二ノ宮 知子」さん。
どちらかというと、少女漫画の作家さんですね。
その「二ノ宮 知子」さんが今描いているのが「87CLOCKERS(エイティセブン・クロッカーズ)」。
ずっとこの漫画気になっていたのです。
というのも、ここに描かれているのは「オーバークロック」の世界。
ここで、意味がわからない人はこの漫画はわけがわかないとなってしまうでしょう。
しかし、ここで「あのオーバークロック?」と思った方には最高に受ける漫画です!
「ところで、オーバークロックって何?」という方のためにちょこっと説明しますと、
コンピューターには色々な速度がありますね。
スマホも反応が早いのもあれば、遅いのもある。
それを工夫することで無理やり速度を上げてしまう方法です。
この漫画を見たとき、本当にまともな作品になるのだろうかと疑問に思いました。
と言うのも、コンピューターの進化の速度はとても早いのは周知の事実。
漫画の掲載スピードでは、あっという間に内容が陳腐化してしまいます。
一体、どのように描いているのだろう????
と疑問だらけでした。
実際に読んでみて驚かされました!
これが面白い!
馬鹿げているのだけれど面白い。
もう一つ驚かされたのは、この漫画の中で描かれている世界が実際に存在しているという事。
それも、主人公の「MIKE」さんは、
名前とかは違いますが実在するらしいのです。
それも、「二ノ宮 知子」さんのご主人のバンド仲間とか、、、、
知らない事って、まだまだ有りますね。
漫画の内容は、コンピューターの速度を競う大会での勝負の世界。
その勝負内容が実はとても地味。
あまりにも地味。
速度を上げて熱くなったコンピューターを冷やすために、
「液体窒素」を、コップでコンピューターにかけるだけ、、、、
そのかけ方で速度が大幅に変わってしまうのです。
コンピューターを壊してしまうことも。
そんなところまで最高の面白さに変えてしまうのは、
まさに「二ノ宮 知子」マジックです。
「二ノ宮 知子」さんファンには是非読んでほしい!と思って
どうかな〜、内心、不安、理解できるのか???とりあえず試しに、撃沈してもいいし、と思いつつ
当社の「日向」に読んでもらいました。
「頑張って3巻までは読みましたが、、、、」
7巻まであるのですが、無言のまま帰ってきました。
全く理解できなかったようです。
普通に秋葉の事とか、コンピューターの言葉とか出てきますので。
でも、少しでもそういう世界に足を踏み入れたことがある人は、大うけですよ!
アスキーでも、「二ノ宮 知子」さんに取材をしていて、UPしています。
その記事が下のHPで読むことができます。
是非、こちらも読んでください。
より理解が膨らみます。
http://ascii.jp/elem/000/000/699/699350/