日当たりの良いお家は気持ち良いですね。
私も大好きです。
日当たりが良いというのは、気持ち良いだけではありません。
冬には窓から太陽光の熱が入るので、省エネにもつながると言われています。
大まかに言うと、
幅1.6m、高さ2mの窓(一般的な掃き出し窓)の大きさで、
「こたつ」1台分の熱を得られると言われています。
最近は「こたつ」を使う人も減ってきたので、余計わかりにくいかもしれませんね。
もっとわかりにくく言うと約600wです。
ドライヤーの半分のエネルギーです。
ところで、多くの方は日当たりを気にしますが、
実際にどのように日が動いているかを知る人は少ないのではないでしょうか?
そこで、1年のうち代表的な4日をサンプルに、太陽光の動きを見てみましょう。
まずは、6月22日「夏至(げし)」、1年のうちで一番日の当たる日です。
6月20日頃ですと、栃木県では梅雨時でしょうか。
黄色の矢印は、太陽の光の方向を1時間ごとに描いています。
黄色の丸と薄い黄色のラインは、お昼の12時の時の太陽の角度です。
場所は、エスホーム本社です。
0622.jpg
このように見ると、朝も夕方も北側から日が当たっていることがわかります。
ここから、日当たりの基礎講座です!
お昼12時の日当たりの方向は、南ではなくて少しずれていることがわかります。
これは、北には磁北と真北の2種類があるためです。
磁北とは、地球の地磁気から出た、コンパスなどで知る事が出来る北です。
真北とは、太陽光の光を考えて求められる北です。
多くの方は、北を地図で求めますが、日当たりを考えると真北で考えなくてはいけません。
磁北より真北は約7度程ずれると覚えておくと良いでしょう。
次に、かなり暑い8月1日を見てみます。
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6月22日よりは少しは北からの日は減っていますが、
それでも、北側へ結構回り込んでいますね。
3つ目は、12月22日「冬至(とうじ)」です。
1年のうちで、一番日が短い日です。
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さすがに、朝も夕方も日が浅いですね。
上の2つと比べると随分と違うことがわかります。
最後に、1年のうちでかなり寒い2月1日です。
1211.jpg
まだまだ冬至に近い日差しです。
一見日差しが良いように見える敷地でも、
方角が大きくずれていることがあります。
実は私の家もそうなのです。
日当たりが良いようなのですが、南から45度もずれています。
そのせいで、夏は北側からも思いっきり日が当たります。
エアコンの室外機を北に置いたのですが、
夕方には室外機に日が当たり涼しくならない、そんな事も有りました。
あなたも、土地探しの際には今一度方角をよく確かめましょうね!

意外と知らない、日当たりの真実” に対して1件のコメントがあります。

  1. mtrymd より:

    夏と冬の日差しの入り方違い、大変参考になりました。

    昼12時の太陽の位置が西にズレているのは磁北真北の違いからではなく
    明石市を基準に正午設定したため太陽の真南が栃木県では12時以前になるためではないでしょうか?

    疑問に感じましたのでコメントを残します。

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