先日、社員研修で富山県で評判の「伊藤建設」さんに見学に行ってきました!
伊藤建設の社長さんの伊藤さんとは、毎月家づくりの勉強を一緒にしている先輩です。
とても穏やかな人で、お客様からも喜ばれているという事を聞いていました。
一度、見学させていただきたい、と思っていたのです。
「今年は、研修どこにする〜」という話の中で、
新幹線も開通したという事で、富山と金沢になりました。
伊藤建設さんのある場所は、富山県の魚津市。
会社の窓からは、今でも雪の残った山を見る事ができます。
あの山の先には、黒部があります。
事務所へお伺いして早々、情報交換。
と言っても、みんなガチガチに緊張しています。
お客様との打ち合わせの事から、工事の事、とても勉強になりました。
帰り前には、会社の前で記念撮影です。
お昼を伊藤さんと一緒にいただいて、午後は現場見学です。
魚津市は、雪が50cmから1m程積もる地域です。
専門的にいうと、「地域区分 2」となります。
宇都宮は、「地域区分 4a」です。
断熱材は、グラスウールがメインで、16kg、100mm厚を使用しています。
窓は、アルミと樹脂の複合サッシを使用していました。
これで十分に暖かいと言っていました。
驚いたのは、雪の積もる魚津市の最低気温。
だいたい「 −1度 」くらいなのだそうです。
雪があまり降らない宇都宮の最低気温は、、、?
だいたい「 −5度 」くらいまで下がります。
なんと、最低気温は富山県の魚津市よりも宇都宮の方が低いのです。
ただ旅行するだけでしたら、こんな事まで気がつかなかったと思います。
工事の状況も見せていただきました。
床には根太工法を採用しています。
強度は少し落ちるものの、床の不陸(凸凹)をなくす丁寧な仕事をするにはとても良い方法です。
2階も、根太を使っています。
その上に、合板を捨て貼りしています。
2棟目はこちら。
外壁には「ガルバニウム鋼板」を採用してとてもスタイリッシュ。
雪も積もるのですが、無理して落とさないように考えているようです。
下の写真のオレンジ色の柄が、断熱材です。
工事現場も、キレイにしていますね。
工事現場の近くには、巨大な工場がありました。
この工場は「YKK AP」の工場でした。
あの住宅用のサッシを作っている工場です。
あまりの巨大さにビックリです!
最後に見せていただいたお家がこちら。
中にも、とても面白い仕掛けがあるのですが、
プライバシー保護の意味からも、掲載は控えさせていただきます。
どのようになっているか知りたい方は、会った時に声をかけてくださいね。
このお家も、外壁にはガルバニウム鋼板を採用していますね。
その土地に行くと、その土地独特の家づくりに出会う事があります。
富山県で多いと聞いて意外だったのが、屋根の材料です。
それは「 瓦 」を使う事が多いのだそうです。
理由は、「 屋根が割れた時に交換が簡単だから、」だそうです。
雪の重さも相当だと思いますが、
その上に「瓦」の重さも加わると、かなりの重さになりますね。
それでも耐えてくれる木造住宅、予想以上に強い、という事を感じました。
HPを紹介させていただきます。
http://www.eliane-home.net/index.html
「セキスイ」で100坪以上の家を建てたことから、
今の家づくりをご自身ですることになったようです。
「自分なら、もっと安くて良い家ができる、」と気がついたのですね。
とても穏やかに、いろいろな事を教えてくださった伊藤社長、
社員の皆さん、ありがとうございました。
この記事は、先々週の内容なのですが、
とても参考になる内容なので、書かせていただきました。
社員研修の内容でも、お伝えしたい事がありますので、
時をみて、書かせていただきます。