実際に、当社のお家に住んでいる2人のお客様から、
ご意見をいただきました。
両方とも、暖かさに関する事でした。
とても参考になりますので、説明しますね。
この2つのお家はとても対照的です。
1つめは通常のお家で1階と2階が分かれています。
小さくしているので読みにくいと思いますが、
お住まいになった感想を掲載させていただきます。
2つめは、吹き抜けが有るお家です。
こちらも、感想です。
1つめのお家は、
私がお勧めする形で家づくりをしていただきました。
各部屋は、日当り良く、階段前には扉を付けると言う形です。
1階と2階を分けて、階段だけで繋げた場合、
階段をつたって2階の冷気が1階に落ちてきます。
これが不快感になり、寒い感覚を増してしまうので、
そのような事が無いように、階段を扉で仕切るのです。
この形の場合には、お家全体的には暖めにくくなってしまいます。
どうしても、2階のドアを閉めている部屋までは
暖かい空気を送る事が苦手なためです。
2つめのお家は、吹き抜けが有り、
その空間を通して家全体を暖めています。
吹き抜けは寒い、という印象をお持ちの方も多いですが、
私が考えているお家でそのようなお話はありません。
しっかりと天井に着けた
シーリングファン(扇風機の様な物)
を回して、空気を循環してあげれば、
暖かい空気が下がるので、寒い感覚は無くなります。
吹き抜けを通して、1階も2階の部屋も暖るのですね。
それでは、吹き抜けの有るお家の方が、
いい家なのか?というと、そうも言い切れません。
なぜかと言うと、吹き抜けは2階の真ん中、
日当りの良い場所を取ってしまうからなのです。
1階の開放感や明るさは増しますが、
2階では、1部屋が犠牲になる事が多いんですね。
それぞれの住まい方があります。
しかし、そのお家の生活の仕方によって
暖かくも、寒くも感じる事が有ります。
どのような生活をすると快適になるのか、
をしっかりと知って住む事も大切です。
追伸:
「手塚さん、遊び過ぎか?」
と言う意見が有りますが、
実は、私も、手塚は遊びすぎて困っています。
なんて事は、冗談です。すいません。
手塚は、平気で夜中の11時、12時まで仕事をしているので、
遊ぶように、私が常日頃言っているのです。
仕事バカ、建築バカでは良いお家は建てられません。
いい家をつくるには、
もっと、世の中の事や、
皆さんがどのような生活をしているのか、
どのような趣味に興じているのか
それらの事を知る事は、
お家の提案やアドバイスをする事には大切なのです。
手塚も、仕事の事をもっと書けば良いのですが、
この点は、何度言っても改善されませんね!
さて、次回は、この方からいただいたご意見を紹介します!