昨日、栃木県庁で行われた「都市の低炭素化促進法と低炭素住宅に関する講習会」に出て来ました。
主催は、栃木県・豊かな住まいづくり協議会、となっています。
さて、低炭素住宅とは聞き慣れない言葉ですね。
まずは、その説明からさせていただきます。
今までのお家の事と言えば、断熱性能をとにかく上げれば快適!という考えでした。
低炭素住宅ではそれだけでは無く、「一次エネルギー消費量」というエアコンや給湯器、換気扇等のエネルギー消費量まで考え、環境にも優しい家をつくりましょうと言う考えです。(大まかに言うとです。)
このお家に対応すると、住宅ローン減税や所有権保存登記や所有権保存登記も軽減税率が適用されます。
考えかたも今までと大きく違い、今までとは一味も二味も違った講習会となりました。
色々な所で研究して来た内容も織り込まれているとも感じました。
例えば、断熱性能を上げても「一次エネルギー消費量」(エアコンや給湯器、換気扇等のエネルギー消費量)は大きく変わらない、と言っています。
今までは、断熱性能を上げて、エアコン等を使わないようにする、と言う考えをしていましたがそうは簡単には行かないと言う事を言ったのです。
どういう事かと言うと、断熱性能を上げて冬は暖かくしても、夏に熱がこもるので「一次エネルギー消費量」は思った程減らない、と言うのです。
これは画期的な事です。
この事については私も疑問に思っていたのですが、このような公式な講習会で言っていると言う事は、私の間違いもあながち間違っていないと思いました。
ただし、宇都宮等有る程度暖かい場所についてであり、寒冷地については断熱性能を上げた方が良いようです。
そのような細かい考えもしっかりして来ました。
窓も細かくて、Low-Eの使い方は日差しの入り方を検討していれた方が良いと言っていました。
いままでは、こんな事言わなかったんですよね。
これらの事については、「外皮平均日射取得率」と言うのも出て来ます。
簡単に言うと、北海道ではなるべく日を取って暖かくした方が良いですし、沖縄では日を取らない方が涼しい、と言う考えです。
面白い話しでは、
断熱に関しては「発明おじさん」がたくさんいるとも言っていましたね。
実際にやってみると、バラツキがかなり大きいんだそうです。
こんな事まで言ってしまって、良いのかな?と思いつつ、やはりそうなのかと思っていました。
ちなみに、昨年11頃からこの制度は使えるのですが、まだ申請の実績は無いそうです。
計算もかなり複雑なんですよね。
申請費用もかかるので、気が進まないのかもしれません。
断熱に関しては、以前の計算方法は大ざっぱでした。
今回の改正で複雑にはなりましたが、今の計算方法の方がしっかりしていて私の感覚には合っています。
計算の手間がかかるので、何か簡単に出来る方法を考えようと思います。

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