昨日、鹿沼市にある児童養護施設に行って来ました。
ここには、2歳から高校生まで30人以上の子供たちが生活をしています。
様々な家庭の事情で家族で住めなくなった子供たちがいます。
きっかけは、父がロータリーでここに行き、餅つきとかをすると言うのです。
その時に、ロータリーのメンバーで色々な物を持ち寄ろうと言う話しが有ったようなのです。
私は、東北方面への支援活動を続けていますので、何か役に立てる物は無いかと声がかかりました。
実は、様々な支援物資をお預かりしているのですがお渡ししにくい物、出来ない物も有るのです。
その一つが、おもちゃ。
意外かもしれませんが、あまり喜ばれません。
特に、部品の多いおもちゃです。
理由は、避難している人は今までとは違う仮設住宅やアパートに住んでいます。
なかなかおもちゃを置く場所が無いらしいのです。
それに、細かい部品は散らかったりします。
また、皆さん再来年にはアパートや仮設住宅を出なければなりません。
その時の引っ越しに付いても考えているようです。
持ち物も多くしたくないのでしょう。
喜ばれるおもちゃは、小さいゲームボーイのような物になってしまいますが、実際にはなかなか贈る事が出来ない物でもあります。
さて、餅つきはあいにくの雨でしたが、ブルーシートをかけて準備をしていました。

下の写真の左にある3つの段ボールが今回贈ったおもちゃです。
右にいる人たちがロータリーのメンバーで、赤いジャンバーを着ているのが私の父です。
DSC_8994.jpg
施設自体はとてもキレイで暖かくなっているので、住みやすくはなっているのかなとは思いました。
でも、家族と一緒に住めない子供たちがこんなにみじかにいると言うことに驚きました。
いったい、どんな気持ちでここで生活しているのでしょう。
ロータリーの人から、こんな話しを聞きました。
先日、ここから出る子供がロータリーのメンバーの会社に面接に行こうとしたそうなのです。
でも困った事が一つ。
着て行く物が無い。
自分で持てる服装等も、制限されてしまうのですね。
帰り際に、小学校低学年くらいの男の子2人とすれ違いました。
二人ともコニコニしながら歩いていたのが印象的でした。
今後とも、なにかお役に立てる事が有れば協力して行きたいと思います。

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