日系ホームビルダー2013-3号に、ドイツでの断熱に関する展示会が特集されています。
ガラスが4層にもなっている窓も紹介されています。
そのなかで注目されているのが「パッシブハウス」
「パッシブハウス」とはドイツの物理学者ボルフガング・ファイスト博士が確立した省エネ住宅の設計手法の事です。
この方法で計算すると、お家の冷暖房は、なんと
「6畳用のエアコン1台で建物を冷暖房できるレベル」
と言う。
凄いですね。
では、本当に6畳用のエアコン1台で過ごせるのでしょうか?
単純にいうと、実際には難しいと思います。
例えば、6畳用のエアコンをリビングに付けた際、2階の部屋にどのようにしてその暖かさが伝わるか、と言う事。
寝室や子供部屋、ドアを閉めておけば暖かい空気は入らず、寒いままになってしまいます。
どんなに断熱材を増やしても、熱源が無ければ暖かくはなりません。
ある程度は、冷暖房をそれぞれの部屋に付ける事は必要になってしまうでしょう。
単純な事なのですが、けっこうこのような事に気が付かない方もいらっしゃいます。
展示場の様なドアを明けっ放しな状態であるお家で暖かかったと判断してしまうと、実際に住んでみたら少し違っていたとなってしまいます。
どのようにすれば効果が上がるのか、良く相談して下さい。
ベルリンは、夏の最高気温も夏に25度を切る位、冬で最低気温も−5度くらいと、温度変化も少なく住みやすい地域なんですね。
それにもかかわらず、このような研究が進んでいる、と言う事は見習わなくてはいけませんね。

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