私が建てさせていただいたお家は、
定期的に点検をさせていただいています。
その、重要なポイントが2年目点検です。
お家は全て手作り、
残念ながら多少の手直しは必要になる事が有ります。
大きな問題が出た事は無いのですが、
それでもお客様は快適に過ごすことが出来ているか、
いつも心配をしています。
完璧なお家は有り得ない、
そのように思って、いつも緊張しているのです。
点検の時には、何か今後の改善点に役に立つ事が無いか、
お客様からの感想をいただいています。
今回の写真は、
2組の方の感想を載せさせていただきました。
2年目の声
「暖かくて良い、」と言うご意見もいただきましたが、
実は、もう一組の方からは雑談の中で
「少し寒い」という意見も出てきました。
この2つのお家は、同じ仕様で作られているのですが、
ナゼこのような違いが出て来るのでしょうか?
答えから言いますと、
その方はキッチンの換気扇を回しっぱなしにしていたのです。
キッチンの換気扇くらい、どうって事無いだろう、
と思っていたそうです。
実際には、キッチンの換気扇はとても強力なんですね。
通常の換気扇のダクトの直径は10cmですが、
キッチンの換気扇だけは15cmも有るんです。
それを回しっぱなしにしたと言う事は、
外からの冷えた空気をそれだけふんだんに
家の中に入れていたと言う事です。
エネルギーとしてももったいないだけでは無く、
それではなかなか暖まらないのは当然です。
今のお家は高性能にはなりましたが、
その高性能を活かすための生活スタイルも
しっかりとアドバイスをしなければいけない、
そう思いました。
これで、今年の冬は暖かく過ごしていただける、
そう思って安心しました。

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