先ほどまで、会社で「プロジェクトX」を見ていました。
あの、NHKの番組です。
タイトルは
「シリーズ黒四ダム、
  秘境へのトンネル 地底の戦士たち
  絶壁に立つ巨大ダム、1千万人の激闘」
です。
私は、黒部ダムに行った時に、ダムを見下ろしながら、
この番組を見ました。
最初は、すぐに移動するつもりだったのですが、
番組で流れる、黒部ダムの工事の凄まじさに、
あっという間に1時間以上、番組を見てしまいました。
左下に、黒部ダムを見下ろしながら。
他の社員は見ていないので、ぜひ見て欲しい、
そう思ってDVDを購入したのです。
見終わった後には、皆んな言葉少なになっていました。
さて、実際に黒部ダムに行くにはどうすればいいのでしょうか?
工事の際には、トンネル1本を掘るのに1年以上もかけています。
険しい峠を越えて行かなくてはいけません。
とても厳しい道のりです。
いくら観光地とはいえ、標高も高いし、天気も悪そうだし、さぞや大変、
と思い、スタートしました。
スタートは、立山。
立山駅で黒部までの切符を購入します。
ここで最初の難関が待っています。
その難関とは、、、、
交通費、往復 ¥10,790円(子供5,400円)
なぬ〜〜〜!
そ、そんなにするの!
ここで、ひるんでいては、とても黒部まではたどり着けない、
と気をとりなおし、往復の切符を購入。
改札口へ、、
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なんだ、この近代的な改札口は!
栃木にある駅よりも、ずっと進んでいるぞ!
それに、入場するのに、切符のバーコードを読み込んでいるではないか!
う〜ん、凄まじい破壊力!
とかなんとか訳のわからない事を言いながら、ケーブルカーへ。
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箱根よりも急なケーブルカー、トンネルを越えてぐんぐん登っていきます。
ここのケーブルカーは、ダム工事の際に実際に使われていた物です。
資材とかも運べるように、工夫されています。
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ケーブルカーは7分で到着。
次は、バスに乗ります。
このバスは、「雪の大谷」が有名です。
室堂という、バスの終着駅付近にありました。
この日は天気が悪く、残念ながらバスの中から。
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天気が良い日は、この「雪の大谷」を歩く事ができます。
手塚いわく、「スキーに行くと、よくありますから、、、」
だそうです。
感動の無い男だ。
バスの時間は、約50分。
次に乗ったのは、トローリーバス。
日本でトンネルの中を走る、唯一の電気バスだそうです。
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このトンネルも、ダムを作るために作られたトンネルです。
石原裕次郎でも有名な「黒部の太陽」で描かれた「破砕帯」も通り抜けていきます。
下の写真の奥にある、青い光の部分が「破砕帯」です。
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この写真では、見にくいですね。
バスで走るには、ほんの数秒で通り抜けてしまいます。
しかし、この部分のトンネルを掘るのに、7ヶ月もかかった、伝説のトンネルです。
7ヶ月もかかった部分です。
どんな所かと思っていたのですが、本当にあっという間に通り抜けてしまいました。
見るのが精一杯で、写真を撮るのも間に合わず。
9月と11月には、この「破砕帯」の特別な見学ツアーが有るそうです。
行ってみたい。
トローリーバスは10分。
次に待っているのが、ロープウェー。
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結構高い1.7kmを、柱無しで一発で移動します。
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この時間、約7分。
昔は、歩いて下っていました。
6時間かけて。
次に、もう一度ケーブルカーです。
今度のケーブルカーは、全部トンネルの中。
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登った山を下っていきます。
このケーブルカーは、約5分。
黒部ダムへ到着です。
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時間は、だいたい2時間半くらいでしょうか?
移動手段があまりにも整備されているので、
ほとんどストレスもなく、
寒くもなく、
外は雨だというのに、雨にも全く濡れず、
ほとんど疲れず、
立山から、黒部ダムへ到着しました。
あっけなく、と言ったら言い過ぎでしょうか?
あまりにも簡単に「黒部ダム」に到着しました。

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