今回は、可愛いお家を2つ、準備しました。
左には、お菓子の家、右には、青い屋根の家です。
お菓子の家も楽しいですね。
青い屋根の家も、良いですね。
でも、この2つのお家には大きな差が有るのです。
あっ、左はお菓子だから食べられる、とかそう言う事では無いですよ。
同じ材質で出来た場合、ようするに形がどのように違うかと言う事がポイントなのです。
その形が、雨漏をしやすくするか、しにくくするか、に大きく関係するのです。
036746 のコピー 003158 のコピー
     *
     *
     *
     *
     *
さて、その差とは、軒先が出ているかどうか?と言う事。
軒先とは、屋根の先端部分(上でなくて下の方)です。
ここが、外壁よりも出ていると、雨漏れがしにくくなってしまいます。
理由は、雨漏れは壁で起こる事が多いから。
屋根よりも、壁なのですね。
壁に付いている換気扇の穴や、バルコニーの手すり等から雨漏れがしやすくなります。
それらを防いでくれるのが、この軒の出なのです。
45〜60cmは出ていると、随分違うと言われています。
最近では、デザイン住宅と言って、箱形の家や、この軒の出ていない家も多いですね。
カタログを見ていると、必ず出てきます。
そのためか、雨漏れの発生も多くなっているようなのです。
形や、見た目を優先しすぎてしまうと、
思わぬトラブルに巻き込まれます。
1〜2年は大丈夫でも、10年後、20年後はわかりません。
自分は大丈夫、そのように楽観的に考えず、
「自分は大丈夫なのか?その根拠は?」と考えて、家づくりをしてくださいね。
ちなみに、お菓子の家のように家の周りに飾り等を付けすぎると、
その隙間から雨漏れがしやすくなりますので、ご注意下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です