前回は、長期優良住宅の減税について書きましたが、
私自身はこの制度を強くお薦めしていません。
とてもいい制度なのですが、現在お家を建てたいと思っている人にとって申請料など本来必要のない費用がかかるからなのです。
その申請費用は、数十万円かかります。
実は、当社の建物はほとんどの項目で長期優良住宅に対応しています。
ほとんどというのは、断熱性能だけもう少し上げなくてはいけません。
これも、計算上の問題で、実際におうちを体感してみると、当社の外断熱は性能がいいのでそれ以上に無理に費用をかけてまで性能を上げるのが必要なのか、疑問に思ってしまうので上げていないというのが実際の理由です。
実際に、真冬に当社のお家を体感された方は、それを実感していただいています。
ちなみに、耐震等級は2以上でいいのですが、当社のお家は耐震等級3まで上げています。
他の項目は維持管理やメンテナンスが主な内容なので、ほとんど問題有りません。
性能が長期優良住宅と同じなら、なぜ数十万円もかけて登録しなければいけないのか?
それでは、どのような人にとってこの制度は良いのでしょうか?
それは、その家を転売する可能性がある人。
それも10年から20年以内に。
(20年も経てば減価償却でお家自体の価値が落ちると考えておいたほうが良いのです。)
と言うのも、長期優良住宅は、家の履歴を残すことが義務化されているからなのです。
そのため、販売するということになったときには少しは有利に働くのは間違いないと思います。
この事は今まで何度もお客さまには説明したのですが、売ることを前提にお家を建てる人は今までいないんです。
もう少し使いやすい制度になるといいですね。

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