当社の営業社員、手塚と荒川が今日から３日間、東京へ研修に行っています。
この２人とも営業と言っても、もともとが営業では有りません。
手塚は工事を１０年以上やっていました。
荒川も最初は大工、その後設計を行い、営業は当社が初めてなのです。
ですので、２人とも家づくりに関する知識はそこらへんにいる設計や工事監督よりも持っています。
しかし、何しろ営業としてはまだまだ足りない所が有る。
もっと、皆さんとしっかりとお打ち合わせをさせていただきたい。
と言うことで、毎年１回、研修に行くようにしているのです。
全国の工務店の人たちと交流を得られるのも楽しんでいるようです。
私も、今でも支援物資や家づくりに関する情報交換をしている仲間は、このような研修の場で知り合った人が少なく有りません。
同じ空間で３日も一緒にいると、お付き合いも変わりますね。
と言うわけで、明日と明後日は２人がいないので静かな２日間になるかもしれません。
それにしても、工事や設計をしていた人が営業なんて、と思われるかもしれませんね。
当社にも以前は営業畑だけの社員もいました。
でも、最終的には私がめざした家づくりにはならなかったのです。
営業しかやった事が無い人は、どうしても家を売ろうとしか考えません。
確かに、会社的にはそれで数字が上がるのでいいのかもしれません。
でも、家づくりと考えた時、私は納得できなくなってしまったのです。
例えば、車を購入する事を考えてください。
どの営業マンから買っても、手元にくる車は工場で生産され、品質の差はほとんどないでしょう。
でも、同じ車を購入するにしても、車をよく知っていて車を好きな人と、単純に車を売る事しか考えない人、どちらから購入したいですか？
私は、車を良く知っている人から購入したいです。
お家も一緒だと思うのです。
でも、お家は車みたく工場ではつくれず、１棟１棟違っているので、かなりの知識と経験が必要なのです。
ですから、私は営業経験よりも、しっかりとした建築の知識と、真面目さ、正直さを持った社員と一緒に仕事をしたいと思っています。