10月1日頃、各電力会社が、再生エネルギーの新規契約を停止しました。
「再生エネルギー」とは、ほとんどの場合「太陽光発電」の事です。
今回停止になっているのは、事業用と言って、10kw以上の発電能力を持った
発電所の事を言います。
家庭用は、停止になっていません。
最近では、
「お家に10kw以上の太陽光発電を乗せましょう!」
と言っている住宅会社も出てきました。
お家に付けても、10kw以上は、事業用となるので、
契約は出来ません。
10kw用と、それ以下の家庭用、何が違うかと言うと、
一番は買い取りの期間なのです。
10kw以上の場合、20年間買い取ってくれるのですね。
家庭用の場合、10年間しか買い取ってくれません。
当然、20年間売電で来た方が得ですから、
皆さん無理してでも、10kw以上の発電能力をもとうと考えるのです。
それにしても、契約停止とは、、、
色々と聞いていたので、やはり、と言う感じでした。
その新聞がコレです。
141001太陽光発電新規契約-2
141001太陽光発電新規契約-1
(すいません、どこの新聞社か分からなくなってしまいました。)
日本が今のようなシステムを取る前にも、
色々な国でその難しさは言われていました。
それらの国は、売電金額が合わなくなり、
止めてしまう事が多いようです。
ところが、やはり日本はお金が余っているのでしょうか?
あまりにも希望者が多いという事で、
電力会社の設備が間に合わなくなり、契約停止となってしまったのです。
本来は、このニュースが出たら直ぐにでもブログに書こうと思っていたのですが、
ここに掲載されているのは、
 北海道・東北・四国・九州・沖縄  の5電力会社。
ナゼか、問題の東京電力が出て来ないんです。
そのうち、東京電力が出て来たら書こうと思っていたのですが、
いつになっても出てきません。
では、東京電力はまだまだ大丈夫なのかと言うと、
一部の地域で、契約が難しくなっているようです。
特に、栃木県内ですと、北の方、広大な土地がたくさん有る所ですね。
では、ナゼ大損してしまう可能性があるのでしょうか?
最近では、法人(会社)では無くて、
個人でも10kw以上の太陽光発電の設備を設置する人が増えてきました。
多額の費用はかかりますが、銀行の借入もスムーズに行くようです。
そのような方は、
借入も出来るし、土地もあるしで、
電力会社との売電契約をしないうちに太陽光発電の設備を工事してしまうのです。
太陽光発電の工事が終わり、さて電力会社との売電の契約をしようと思ったら、
「今、配線の容量がいっぱいで新規契約は出来ません。」
と言われてしまうのです。
これは焦りますよね。
何百万も、何千万もかけて、そこで作られている電力は、
どこにも使われず、なくなってしま。
借入をしていれば、返済だけが残ってしまうのです。
お家に、10kw以上の太陽光発電を乗せようと、
せっかくそれ用にお家の形を考えたとしても、
結局、買い取ってくれない、
電力会社の設備が、整うまで待たなくてはいけないわけです。
と言っても、配線のし直しは電力会社にとってもとても費用のかかる事です。
簡単には行きません。
時間をとれば、いつかは買い取ってくれるかもしれませんが、
まだまだ期間はかかりそうです。
国も、制度は作りましたが、そこまでは考えていなかったようですね。
国としては、将来は住宅に対して「ゼロエネルギー」とか考えています。
現在でも、ゼロエネの建物を建てると、補助金が出ます。
しかし、これは外部からエネルギーを買わなくて生活すると言う事では無くて、
年間を通した総量とした場合
使用するエネルギーと、売るエネルギーの量を比べたとき、
売るエネルギーの量方が多くなる、
事を言っています。
要するに、発電もするけれど、
余った分は別な所で使うわけですから、
しっかりと電力会社がその電気を別な所へ届けてくれなければいけないわけです。
でも、今回の契約停止でそれが今現在では出来ない、という事なのですね。
その時のために、全国的な工事が必要になるのかもしれません。
なかなか分かりにくい話しを書いてしまったかもしれません。
でも、この問題は、先日お知らせした「HEMS」の問題にも繋がるのです。
とっても大切な事なんですよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です