今回は、益城町の被害の大きかったエリアの報告です。
テレビでも何度も映った辺りです。
2016-06-13_10-44-03地図
前回にも書きましたが、この辺りはゆるい傾斜があります。
そのために、擁壁やコンクリートブロックで壁を作り、地盤を平らにしています。
今回は、その地盤を支えるための擁壁自体に大きな被害が出て、
お家も一緒に壊れてしまったようです。
地図では青の矢印です。
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擁壁が壊れるということは、地盤も大きく動いたということですから
揺れが増幅されたかもしれません。
日経ホームビルダーにも掲載されたお家です。
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バルコニー部分にも筋交いが入っています。
それなりに配慮はされているようでした。
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下の写真は、通りです。
地図は緑色の矢印です。
DSC_0280.jpg
こちらは震災前です。
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下の写真は、地図では紫色の矢印です。
DSC_0279.jpg
こちらが震災前です。
2016-06-09_14-41-32通り
このように見比べると、
街の景色ががらっと変わってしまっているのが良くわかります。
それと同時に、家づくりの大切さを実感します。
こちらはプレハブのお家です。
赤い矢印です。
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震災前の写真を見ると、こちらも擁壁が作られていることがわかります。
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この震災では、ダイワハウスのお家も2棟全壊したと新聞に掲載されていました。
プレハブ業界では耐久性の評価が高かったようですが、
全壊になったということでかなりショックだったようです。
気になった箇所がありました。
それは基礎。
下の写真のように角が壊れているのです。
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壊れた中を見ると、鉄筋か鉄骨が見えています。
中の鉄筋か何かが基礎の角を割ってしまったのかもしれません。
それと、基礎の上場3〜4cmの部分が割れているお家も見かけました。
部分的なお家もあれば、全体的に入っているお家もありました。
この写真でも一部が見られますね。
鉄筋よりも上が剥がれてしまったようです。
こちらのお家も気になりました。
見てすぐにわかるのが「2×4」工法だということ。
なのに、筋交いがある。
それに、合板が無い????
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学生さんがいたアパートで倒れた建物がありましたが、
6年前に建てられたというのに、筋交いが釘で止められていたそうです。
何か、施工にも問題があるのかもしれません。
本当は、他にもお知らせしたいことが色々とあり準備もしていたのですが、
個人宅を掲載することになってしまうので、掲載は取りやめにしました。
期待していた方、すいません。
最後に、ご近所で片付けをされていた方がいらっしゃいました。
私が写真を撮ったりしていたので、声をかけてきたのです。
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怒られるかな〜と思ったら、
友達(青いシャツの人)がお世話になっている電気屋さんで、
なんとか許していただきました。
私の気持ちとしては、このようなところから学んで、
次の家づくりの参考になせていただければと思ってはいるのですが、
やはり、被災者からすると嫌でしょうね。
次は、熊本市内へ戻ります。
熊本城の被害をお伝えします。

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