そろそろ洗面脱衣所が寒くなる頃ですね。
昨日、お客様から有る事を聞きました。
ブログで、洗面所の暖め方として、「お風呂のドアを開けておく」というアイデアが書かれていると言う事でした。
たしかに暖かくはなると思います。
でも、これって大丈夫なのでしょうか?
私は、絶対にあなたにはして欲しく無い事の一つです。
理由は簡単です。
洗面脱衣所とそこに設置してある器具の多くはそこまで湿気に耐えられるように出来ていません。
洗面台等もそうです。湿気でボードがふやける事も考えられます。
昔の家にはブレーカーを洗面脱衣所に付けている家も有りますね。
ブレーカーやスイッチが湿気で錆びて機能しなくなったりはしないでしょうか?
壁の結露もひどくなるので、クロスが剥がれたりカビが生えたりもするでしょう。
私の設計する家には、特別な要望が無ければ洗面脱衣所に換気扇を付けません。
これは、風の流れを、
     廊下 -> 洗面所 -> お風呂 -> 換気扇 -> 外
として、家の中に必要以上の湿気を入れないためです。
もちろん、家の中にある程度の湿度は必要ですが、過剰な湿度は家のいたるところを痛める事になるので注意が必要です。
また、ブログや新聞では皆さんの色々なアイデアが書いてありますが、冷静に考えると危険と思われる事もあります。
あなたも注意して下さいね!