以前、私のブログでもお伝えした木造3階建ての実大火災実験。
あの時は、42分後には全体に燃え広がり、2時間後には建物が崩壊すると言う、ある意味大失敗?の結果となりました。
そして、11月25日、リベンジです。
今回の建物は、前回の4割程度の大きさ、と言っても850平米の3階建て。
かなり大きいです。
ただし、内装がかなり違います。
前回の内装は、壁・天井とも木でつくっていたんですね。
もともとは木材活用を狙った実験だったのでそうしたのでしょう。
今回は、木が出ている所は柱と梁をメインに、壁と天井は石膏ボードを貼ってあります。
一般的な木造1時間耐火構造と言う仕様です。
さて、では火を着けてみましょう。
火をつけたのは、1階の南側の部屋。
建物の真ん中よりも少し西より。
窓は閉めっぱなしです。
50分後、なんと火が消え始めたと言うのです。
火が消えては実験にならないと、南側の窓を開けて再着火。
すると、黒い煙になりなって来たそうです。
再着火から39分後にフラッシュオーバー(爆発的燃焼)が発生。
2階へ延焼したのは再着火から80分後。
3階へ延焼したのは再着火から89分後となった。
1階から上へ火が広がりにくかったのは、出っ張ったバルコニーや庇の効果が有ったそう。
消火活動は15分。
最初の着火から消火まで2時間半。
建物は倒壊・崩壊しなかった。
来年の6月には、基準化する予定の仕様で再度実験を行うそう。
どんな結果になるのか、楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です