朝日新聞の「 負動産 」特集、
今回はマンションについて書いています。
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写真:朝日新聞 8月 19日号
マンションというと、
アパートの延長のように考えて、
気楽に購入できそうなイメージがありますね。
しかし、それは購入して住んでいる時です。
その建物を壊したり、売却したりする時には、
簡単に行きません。
マンションと、戸建て住宅の一番の違いは、
マンションは、その建物に住んでいる人達の
運命共同体ということです。
原則的に、そのマンションに対して何かしようとする場合、
権利者(住んでいる人や、持ち主)に意見を聞いて、
まとめてからしか動くことが出来ません。
自分の部屋をリフォームする時にも、
マンション毎の決まりごとがあり、
管理組合の許可が必要になる事もあるくらいです。
分譲マンションを建て替える際にも、
5分の4以上の賛成が必要です。
言い方を変えれば、
建て替えたくなくても、建て替えなくてはいけない事もあるわけです。
今回、朝日新聞が取り上げているのは、
一番難しいパターン。
「全員の同意が必要」な場合です。
どのようなパターンかというと、
「マンションを取り壊した上で、土地を売り払う場合」
です。
前回同様、土地を売り払うには、
全員の同意が必要なんですね。
特に古くて外部が壊れ始めているマンションなどは、
解体したくても、一人居残りたい人がいるので、
解体できない、という事もあるようです。
戸建てであれば、このような問題は起きないのですが。
「最近、古くて安いマンションを買って
 リノベーション(リフォーム)で新しい生活を!」
というような事も言われますが、
自分の部屋だけキレイでも、
その建物が本当に大丈夫かを見る目も大切になってきますね。

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