昨日は、西方の山の方で地鎮祭が有りました。
山に登り始める様な所にある、分譲地です。
風も山から来るためか、少し涼しく感じました。
今回建てさせて頂くお家も、
とても眺めが良いように間取りを考えました。
ところが、その分譲地に入る所に大きな屋根の家がつくられていました。
その屋根の形は、「片流れ」と言って
家の南側から北側へ、大きく登っています。
どういう事かと言うと、北側のお家の前に、大きな壁が出来る形なのです。
下の絵を見て下さい。
家
ヒドイ絵です。
いえ、そんな事ではなくて、、、
このような感じでご自分の家の前に、家が出来たらどのように思うでしょうか?
ましてや、今回は山の手にあり、
どちらかというと緑が見える環境を求めて来る人達の分譲地なのです。
日も当たらなくなり、景色も寂しいばかり。
目の前には、大きな壁。
実は、このようなお家を最近見かけます。
多分、太陽光発電を10kw以上乗せる計画なのでしょう。
10kw以上乗せると、
一般では10年間なのが20年間の買い取りをしてくれるためです。
とてもお得なのです。
しかし、今までこのような形のお家はほとんど有りませんでした。
それは、暗黙のルールが有ったからです。
周りの人達に迷惑をかけない、
お互い住みやすい環境を作って行く、という事です。
それに、このようなお家をつくった場合、
北側の方とお付き合いがしにくくなる、と心配されるのです。
建築基準法や、都市計画法も、そのような考えに基づいてつくられています。
「法律で規制されていないからいいや、」
とは、あなたには思って欲しく有りません。
法律とは、弱者を守るための最低限のルールなのです。
たった家の形の事ですが、日当りや眺望は精神面からもとても大切です。
気持ちの良い家づくりは、気持ちの良い家族をつくります。
家づくりは、自分のためだけに有らず、
周りの人の事をよく考えて、行って下さいね。

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