昨年くらいから、
アパートの着工数が増えたように感じませんか？
私の出身でもある鹿沼市でも、
新しい賃貸物件が増えて、
こんなにお客様がいるのだろうか？
と不思議に思っていました。
その棟数が
「住宅産業新聞　２０１７年２月２日号」
それがこちらです。

事実、全国のアパート着工数を見ると、
前年比で１０％も増えているのです。
急激に
アパートの需要が増えたという話は聞いたことがありません。
では、なぜこんなに増えてしまったのでしょうか？
それは、相続税の基礎控除が引き下げられた事も
原因と考えられています。
引き下げられたことにより、
税金を払わなくていけなくなった課税対象者が増えたのですね。
そして、
金利も昨年は低かった。
（今年もそこそこ低いですが、、、）
アパート建設のためのアパートローンも利用しやすかったようです。
それと同時に、
大手建築会社は、戸建て住宅の着工数が減ることを見越して、
アパート建築に力を入れています。
これらの要因が原因のようですね。
ところで、こんなにアパートが増えてしまって大丈夫なのでしょうか？
場所にもよりますが、
宇都宮でも、２０％〜４０％も空いているようです。
古いアパートとかで空いているお部屋もあるでしょうから、
この数字がどのくらいかは、単純に考えるのは少し難しそうですね。
いずれにせよ、アパートはこれからも増えていきそうです。
人口や、世帯数がそれに応じて増えることは
期待できない時代です。
減っていくことが統計上わかっているのですから。
これから建てようとしている方も、
借りようとしている方も、
注意しましょうね。