「ホビット」と言っても、
なかなか日本ではメジャーになりきれていない話です。
以前から出ている本のタイトルは「ホビットの冒険」
原題は「The Hobbit」
出版されたのは1937年、78年前にもなります。
有名な「指輪物語」(The Lord of the Rings:ロードオブザリングス)は、
ホビットの後日の話。
こちらが出版されたのは1954年からですので、61年前ですね。
当時としては、今でいう「ハリーポッター」のような人気になっていたようです。
この小説、
日本では、本屋さんのファンタジー関係のところにひっそりと置いてある本ですが、
海外では全く違います。
IMG_0381_201501160809213c5.jpg
この本がすごいところは、
出版されてからもうすぐ80年も経とうとしているのに、
未だに本屋さんの前面に置いてあるのです。
それも、たまに人気書籍のトップ10に並んでいたりします。
今でも、とても人気があって、評価も高い本なんですね。
私も、16年ほど前にニュージーランドの英語学校に行っていた時に
このホビットを読みました。
まあ、当時は読むのが精一杯で、
話をしっかりと理解するなんてことは出来なかったのです。
それでも、その英語学校の先生に「ホビット読んだよ」
と言ったら、とても驚かれて、
「いい本だよね、文章がとっても美しいんだよ!」
というような事を言われて印象に残っています。
俳句とかで「日本語は美しい、」と言われますが、
この時、英語にも、美しいという考えがあるということを知ったのです。
今回の「ホビット」はそんな絶大な人気を誇る本の映画化です。
ようするに、誰もが知っているストーリーを映画化したのです。
作るのも大変だったでしょうね。
ある映画雑誌に、
「ホビットの3作目は、なんの説明も無くいきなり始まった」
と書いてありましたが、誰もが知っている話という前提だと思うので、
映画自体も2作目の続きからいきなり始まるのもうなずけます。
私は、1年前に見た映画を直ぐに思い出して、あっという間にのめり込みました。
なぜ、今こんな事を書こうかと思ったかというと、
アカデミー賞長編アニメションに、高畑監督の「かぐや姫の物語」がノミネートされたのです。
この映画、興行は別としてとても評価が高かったですね。
でも、日本人のようにこの物語を小さな頃から知っている人と、
突然、この映画を見た人とでは全く印象が違ってしまうはずなのです。
ですから、余計海外での評価がしっかりとされると嬉しいですね。
ちなみに、私がホビットやロードオブザリングスで最初に手に取ったのは、
ロードオブザリングスの2冊目でした。
理由は、地図が書いてあったから。
読み始めて全く内容が理解できなくてすぐに降参、
その本の中で見つけたのがホビットでした。
ホビットはなんとか読みましたが、
未だにロードオブザリングスは読んでいません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です