今年から始まった改正省エネ基準についての記事が、
住宅専門誌にも掲載されるようになりました。
その中で、面白い記事が有りましたので紹介します。
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文章を書いたのは、断熱等でとても有名な「南 雄三」さん。
記事の細かい所を説明すると、とても専門的になってしまうので、
分かりやすく要約した部分を掲載させていただきます。
「暖房では、断熱性を高め、蓄熱し、
 日射取得を大きくすれば無暖房の行きに近づけられるのに対し、
 冷房は断熱性が力を発揮せず、蓄熱も役に立たたず、
 手の打ち所は通風しか無いが、その効果は小さい。
 とにかく、冷房では日射を遮蔽する事、
 そして、冬は日射を積極的に取り込む事である。」
ちょっと、難しいですか?
私なりに言うと、
「夏は、日差しを中に入れないようにして風を通す、
 冬は、積極的に太陽の光を入れる」
と言う事です。
そうすると、改正省エネ基準に近づく、と言っています。
なんと言いますか、今まで言っていた事と随分違う、と思われましたか?
私もそう思います。
今までの家づくりは、断熱性能だけを出来るだけあげて、
快適な住宅をつくろうとしていました。
では、なぜこのような文章になっているかというと、
将来(予定としては2020年)には、お家で使うエネルギーと
消費するエネルギーを±0にしようと国は考えています。
この考えは未来を考えるとスゴく正しいのです。
そこで、エアコン等のエネルギー消費を極力抑えた家づくりを考えると、
上に書いてある文章になってしまったしだいです。
この文章だけを読むと、まるで100年前のお家のつくりに思えてしまうのは
私だけではないでしょう。
快適かつ、省エネな住宅が出来ると良いですね!
参考文献:新値kんハウジング 2013年10月20日号

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