エコポイントなどで、改めて注目されている断熱施工。
東京のビックサイトで研修会が行われるというので行って来ました。
7年ほど前まではやっていたそうなのですが、最近は行っていなかったとか。
国からの依頼でこのような研修を再開したようです。
午前は、理論や、断熱施工に関する考え方を、断熱関係の規定を作っている先生から学びました。
午後は群馬の前橋だと思いましたが工務店による実際の施工の実技を学びました。
その中で、行くつか気になった事を紹介します。
下のグラフを見てください。
家の消費量の増え方を表したグラフで、地方ごとのグラフになっています。
一番上は、グラフでダントツの消費量ですね。

下のほうでまとまっているのは、大まかに寒冷地以外の地域と思って下さい。
右に来るほど最近なのですが、10年ほど前から消費量の上がり方が緩くなっていることがわかりますね。
このころから、今では常識となったペアガラスが使われだしています。
これからの高性能な断熱施工により、右肩下がりになることを国は目指しています。
一番上の北海道が下がってから一度上がっていますが、
これは屋根の上の雪を溶かすためのシステムが普及したためだそうです。
今回のすごいところは、下のように実際の施工モデルを作っての説明をしていることでしょう。
IMG_0332.jpg
ちなみに、この写真を見て疑問に思った人は断熱通ですね。
もう一枚の写真を見てください。
IMG_0330.jpg
この2枚の写真は見にくいかもしれませんが、建築やさんならすぐに気づくはずです。
間違った施工をしているのです。
私としては、正しい施工の模型を見たかったのですが、ダメな例の模型を作ったとか。
他にも、私としても悩んでいる基礎断熱の話がでました。
午後の講師の工務店では、基礎断熱をすると床下の結露がひどくなってしまうので、
床に穴を開けて通気を取っているそうです。
基礎断熱は、やはりなかなか問題が多いようですね。
他にもお伝えしたいことはたくさん有るのですが、今回はここまで!
もっとお話したいことも有るのですが、詳しい話につきましては打ち合わせの最中にお話させていただきます。
色々と役に立った研修会でした。