デジタルの写真を管理し始めて、10年になりました。
10年前とは、ちょうど結婚した頃です。
その頃から、デジタルのカメラを本格的に使うようになりました。
管理している一番古い写真は、式場を一緒に見に行った写真でした。
多分、その前から仕事ではデジカメを使っていたと思います。
しかし、独身だと一人で写真を撮って保存しておくなんて事はなかなかしなかったんですね。
新婚旅行では、妻がデジカメ、私はフィルムのカメラを持って行きました。
私は、フィルムも好きなので、変にこだわっていました。
それから、10年です。
2人の子供が生まれ、ました。
その間に撮ったのが3万枚を超えたのです。
実際には、仕事で撮っている分も他に1万枚くらいは有ると思いますが、
私の個人では管理していません。
3万枚の中には、とても人には見せられないようなヒドイ写真も有ります。
そんな写真も、消さずに全て取ってあります。
流出して問題になるような写真は有りませんが。
最近、写真をとても大切にしています。
以前から好きでしたが、もっと別な意味で大切にしているのです。
6月に、石巻の施設に行ったときの事、
そこでお話をさせていただいた方のお家は、
津波で基礎まで流されたそうです。
そんな話しを聞いたとき、どんな言葉をかけていいのか分かりません。
なんとなく分かる事は、たぶんあの方が持っていた物、
全てが流されたのではないかという事です。
いったい、何が残ったのだろう、と思いました。
そして、私が残せるものは何なんだろう、と思ったのです。
残せる物、それが写真でした。
今の写真はデータですから、壊れてしまえばあっという間に消えてしまいます。
しかし、しっかりとバックアップを取っておけば、
写真は残ってくれる、そう思ったのです。
データは、家においておく必要はありません。
クラウドに置いておく事もかんがえれば、何重かのバックアップにもなるでしょう。
最近は自分の家族の写真だけでは無くて、
PTAで一緒に活動しているメンバーや、子供の写真を撮ったりしています。
そして、データで渡しています。
ずうずうしいですかね。
最近は、他の人の写真を撮ったりすると、問題になったりしますからね。
でも、その瞬間をしっかりと取っておいて欲しいんです。
そんな事を考えていたら、写真を撮る枚数がよけい増えてしまいました。
当分は、減りそうにありません。