「手が早い」と聞いて何を考えますか?
建築屋さんは、仕事の速さを考えます。
家は、できるだけ早くできた方が良いですよね。
そう、「手が早い」とは、仕事の速い事を言うのです。
手の早い職人さんが、あなたの家を建てると早く建ててくれます。
私も、手の早い大工さんを捜しています。
でも、難しい問題が一つ。
仕事がうまい大工は、手が遅い、!
という事なのです。ようするに仕事が遅いんです。ていねいに、きれいに作ってくれるのですが。
早くて上手、そのような大工はなかなかいません。
どの住宅メーカーも自分の大工は上手だとしか言わないと思いますが。
私が大工選びの基準は、妻の両親の家を建てさせていただいた時が原点です。
最高の家を建てたい、妻に私の仕事を誇りに思ってもらえるような、家を建てたい、
そのような時に、選んだ大工は、とびきり腕のいい大工でした。
結果、工事には結構な時間がかかってしまいました。
両親の負担も小さく無かったと思います。
でも、その完成度を見たとき、両親はその工期の事等忘れてくれました。
あなたの家も、私の妻の両親の家と同じように考えて作りたい。
だから、当社の大工は手が遅い。
私は、大工にこうも言います。
「あせんなくていいから、ていねいにしっかりと造ってね。」
もっと、早く造れば、もっと収入も増えるのにと思う大工もいます。
でも、その大工はスピードを無理に上げようともしません。
当社には、他社をやめさせられた大工もいます。
腕はいい。とてもきれいな仕事をする。
では、なぜやめさせられたのか?
仕事が遅かったからだそうです。
遅いと言っても、1月とかいうわけでは無いのですが。
あなたは、早く出来る家が良いですか?
       少し工期がかかっても、ていねいな仕事のされた家が良いですか?
20年も30年も住む家です。ジックリと考えて下さいね。