昨日も、沢山の方が見学会へ来ていただきました。
ありがとうございました。
さて、その中で幾つかの質問をいただきましたので、その説明をさせていただきます。
まずは、遮熱シートについてです。
「遮熱シートは効果が有るのでしょうか?」という質問でした。
当社が沖縄に社員旅行へ行ったとき、沖縄の工務店を見学したのですが、そちらでは遮熱シートを使用していました。
効果を聞いた所、有るようだ、という回答を得ています。
ここでの注意点は、そのお家は断熱材を入れていません。
沖縄では、断熱材を入れるようになったのは最近なんですね。
ペアガラスも、Low-Eも使用していない家がほとんどです。
最近の建築雑誌にも実際に効果が有るのか掲載されていました。
(確か、建築知識だったと思います。)
これは、実験ではなくて、計算値の値です。
それによると、断熱材を少ししか入れなかった場合、効果が見られました。
しかし、断熱材を現在の標準的な量で入れると、ほとんど効果が見られなくなってしまうようです。
断熱材の効果の方が大きくて、消されてしまうのですね。
遮熱シートも、全く効果がないとは思いません。
実際に効果が有ると言う報告もかなりされています。
しかし、その使用方法等により結果が期待通りに出るかどうかの差が出るようです。
基本的に断熱材がしっかりと入っているお家には効果が薄いと言うのは間違いではないのかもしれません。
私であれば、同じを金をかけるのであれば、断熱材を増やす方を選ぶかもしれません。
次に、自然素材についてです。
自然素材についてどのように思いますか?と言うことでした。
自然素材は、無垢の床や珪藻土はよく使われ、とても良いものです。
私も好きですし、自分のお家には使いたいと思います。
ですが、注意がとても必要です。
それは、自然素材と言うのは鉄やプラスチックと違い形が変わったり、汚れがついて落ちにくかったりする事が多いのです。
例えば、無垢の床。
無垢の床は裸足で歩いてもとても気持ちがいいですね。
木と言うのは性質上絶対と行って良い程、そって曲がってしまいます。
と言うことは、床が平ではなく凸凹になってテーブルやいすがガタガタしてしまう事が有ります。
また、木は湿度や温度の関係で伸び縮みします。
それに耐えられるように、床材を貼る時に床材と床材の間に少しの隙間を空けなくては行けません。
空けないと、床材が伸びた時に床同士が反発し剥がれたり割れたりしてしまう事が有るのです。
逆に縮んだ時は隙間が出来て、ゴミがつまったりしてしまい掃除が大変になったりします。
壁に珪藻土を使った時にはどうでしょう。
珪藻土は湿度等を調整してくれるので、確かに気持ちいいですね。
でも、汚れると、なかなか大変です。
汚れが落ちにくいのです。
子供が落書きでもしたら、、、、、
自然素材は、そのような注意点を持っています。
ですが、それらの注意点を良く考えて、理解してお使いになればとても気持ちがいい物です。
採用する際には、良い点だけではなく、注意点もしっかりと専門家に聞いて採用してくださいね。

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